図書室より
- 公開日
- 2025/08/05
- 更新日
- 2025/08/05
お知らせ
7月17日のお昼の放送原稿です。
こんにちは。学校司書の門野です。本日はお昼休みはありませんが、放課後に開館しています。
そして、夏休み前の最終日です。
お帰りの前にちょっとよって、夏休みの間に楽しむ本を借りていってください。
さて、12、13日にブルーインパルスの飛行ショーがありましたね。
全然関心なかったので見なかったという人。家のベランダからちょっと見たという人。近くの公園など開けた場所に行ったという人。万博会場まで見に行ったという人もいると思います。ひとつのことについてそれぞれの人の関心の度合いが違うのは当たり前ですよね。
今日、ご紹介するのは、『世界で一番美しいエンジン図鑑』(創元社)という本です。私はエンジンにあまり関心がありません。でも、美しいエンジンという言葉に惹かれて開いてみました。確かに美しい写真がたくさんのっています。エンジンについての説明文も載っています。説明はどうせ読んでもわからないとあきらめて美しいエンジンの写真だけをパラパラ見ていくと、あれっと思うところが何箇所かありました。
コーヒーカップの熱でも動くエンジンがあるという説明のページです。使われているコーヒーカップに魅力的な猫のイラストが描かれていて、実験の説明より、コーヒーカップを見てしまうのです。
また、エンジンとは関係ないと思われる子鹿の鋳型の写真が載っているので何かと思ったら、次のような説明書きが書いてありました。「錆びたエンジンカウルを買う正当な理由がない自分に苛立った私は、代わりにこの鹿の赤ちゃんの鋳型を買いました…」エンジンカウルって何かよくわからないけど苛立って関係ないものかうの?と思ってその写真が載っているページをつい読んでしまいました。
エンジンに関心がない私ですが、この本を書いたセオドア・グレイという人にすごく興味を持ちました。他の著書として、
『世界で一番美しい元素図鑑』
『世界で一番美しい分子図鑑』
『世界で一番美しい「もの」のしくみ図鑑』(創元社)
などがあります。中野中学校図書館には最後の『世界で一番美しい「もの」のしくみ図鑑』があります。
この本も個性的な著者の顔があちこちに見え隠れしている本です。興味はなかったはずなのに思わずきれいな写真とちょっと変わった文をつい読まされてしまいます。
私はブルーインパルスはベランダから見ました。少しうれしくなって、仕事が休みで昼寝をしていた息子を「ブルーインパルスやで!」と起こすと、不機嫌そうに「俺は見たいって言ってない!」って言われました。ちっ!と舌打ちしました。人によって興味の度合いは違うのです。