本日の献立/11月15日(金)
- 公開日
- 2024/11/15
- 更新日
- 2024/11/15
今日の給食
献立名 ・豚肉と野菜のスープ煮
・変わりピザ
・みかん
・黒糖パン、牛乳
栄養価 エネルギー 794kcal、たんぱく質 36.3g、脂質 23.8g
☆みかん(蜜柑)☆
現在、一般に「みかん」として出回っているのは「温州(うんしゅう)みかん」という品種です。これは江戸時代初期に、中国と交易のあった鹿児島の長島で、中国系のみかんとクネンボと呼ばれるみかんとの交配により、偶然に発生したと考えられています。その後、明治時代になって、江戸時代の代表的な柑橘類であった「紀州みかん」に代わって栽培されるようになりました。秋から冬にかけて収穫され、出荷時期によって9月ごろは「極早生(ごくわせ)温州」、10〜11月ごろは「早生(わせ)温州」、12月ごろから「普通温州」というように呼び分けされています。
農林水産省の「令和5年産みかんの都道府県別収穫量割合」によると、主な産地は、和歌山21%、愛媛16%、静岡15%、熊本12%、長崎6%となっており、この5県で全国の7割を占めています。
今日の給食では、和歌山県産の「有田(ありだ)みかん」を使用しています。「有田」を「ありた」と混同される方が多いですが、「ありた」と読むのは、「有田焼」で有名な佐賀県の「有田町」で、和歌山の場合は、「ありだ」と読みます。「有田みかん」は2006年11月に、「地域団体商標(地域ブランド)」として認められ、有田地域で収穫され、選別された品質の高いみかんとなっています。ちなみに和歌山の有田市は、みかんのほか、蚊取り線香発祥の地などとしても知られています。
栄養の面では、1個食べると1日に必要なビタミンCの半分程度が取れるので、風邪などの予防効果が期待されます。また、白い筋や薄皮には、毛細血管を強くするビタミンPや、腸の働きを促す食物繊維も多く含まれています。