学校日記

本日の献立/3月17日(月)

公開日
2025/03/17
更新日
2025/03/17

今日の給食

献立名 ・鶏肉の八丁みそだれかけ
    ・ちくわと大根の炒め煮
    ・五目汁
    ・ごはん、牛乳

栄養価  エネルギー 684kcal、たんぱく質 34.2g、脂質 15.1g

☆みりん(味醂・味淋)☆
 みりんは、蒸したもち米と米麹(こめこうじ)、焼酎(しょうちゅう)あるいは40%のアルコールを混ぜて仕込み、熟成させたもので、調味料として使われることが多いですが、実はお酒の一種です。本みりんにはアルコールが14%程度含まれ、昔は甘味を備えたお酒として使用されていました。これにさらに焼酎を加え、冷酒用としたものを「本直し」または「直し」、上方では「柳蔭(やなぎかげ)」と呼び、井戸で冷やしたり氷を加えたりして、いわば和風のカクテルとして親しまれていました。
 みりんの起源については諸説がありますが、戦国時代に中国から渡来した「密淋(ミイリン)」という甘い酒がもとになったとされる説や、博多の「練貫酒(ねりぬきざけ)」という甘い酒に腐敗防止のため焼酎を加えたものがもとになったという説もあります。その他みりんについては豊臣秀次の書記役である駒井重勝が書いた「駒井日記(1593年)」に記載があり、戦国時代には、甘味のある高級酒として貴族たちに珍重された様子が記載されているようです。現在のように調味料として使われるようになったのは、江戸時代の中期で、かば焼きのたれやそばつゆなどの料理の甘味として広まったようです。
 本来のみりんは今では「本みりん」と呼ばれ、酒として扱われるため、1リットルあたり20円の酒税がかかります。また、買い物をしたときには、酒として扱われるため、他の調味料とは違い10%の消費税がかかります。これを調味料として扱えるようにするため、料理用として塩を2%程度加えて飲めなくした「発酵調味料」や、ブドウ糖や水あめにグルタミン酸や香料を加え、アルコールを1%未満にした「みりん風調味料」などが製造されています。
 今日の給食では、本みりんをみそだれと炒め煮の味付けとして使用しています。