学校日記

本日の献立/4月22日(火)

公開日
2025/04/22
更新日
2025/04/22

今日の給食

献立名 ・鮪のオーロラ煮
    ・豚肉と野菜の煮もの
    ・きゅうりの甘酢づけ
    ・ごはん、牛乳

栄養価  エネルギー 822kcal、たんぱく質 36.6g、脂質 21.3g

☆オーロラ煮☆
 オーロラは、北極や南極に近い地域で、空に光のカーテンが浮かんだように見える現象を思い浮かべますが、フランス語では「明け方」や「曙(あけぼの)」という意味にもなるそうです。
 西洋料理では、ベシャメルソースにトマトやトマトピューレ、バターなどを合わせてつくったソースをがオレンジっぽいピンク色に見えることから明け方の様子に見立てて「オーロラソース」と呼んでいます。日本では、マヨネーズとケチャップを合わせたものや、から揚げにケチャップ味のソースをからめたものにもオーロラの名がつけられています。
 から揚げにケチャップ味のソースをからめたものは、「オーロラ煮」の名で呼ばれ、日本独自の料理として定着しています。実はこの料理はおよそ60年前に大阪市の学校給食として考案されたそうで、もともとは「鯨のオーロラ煮」として提供されるようになりました。その当時、第二次南極越冬隊(1958年)が南極に残してきた樺太犬のタロとジロの生存が1959年1月14日に確認されたことが話題となっていました。そこで、南極あたりでよく捕獲されていた鯨のから揚げにあえるソースとして、南極で見えるあけぼの色のオーロラをイメージして、ケチャップベースで、鯨のにおいをおさえるためのみそと、砂糖で甘みを加えたソースが考案され、大人気の給食献立となり、一般にも広まったようです。最近では、鯨の肉はほとんど流通しなくなったため、マグロや他の肉類などを主材料にするようになりましたが、今もその人気は衰えることなく給食献立としても定着しています。