本日の献立/10月6日(月)
- 公開日
- 2025/10/06
- 更新日
- 2025/10/06
今日の給食
献立名 ・みそカツ
・じゃがいもと野菜の煮もの
・焼きのり
・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 828kcal、たんぱく質 29.7g、脂質 25.5g
☆みそ(味噌)☆
みそは、蒸した大豆を原料にし、豆や穀物などからつくられた麹(こうじ)と塩を加えて発酵させたもので、古代中国の「醤(ひしお)」や「豉(くき)」と呼ばれる発酵食品が飛鳥時代に日本へと伝わり、これが由来となり独自に発展したものと考えられています。「大宝律令(701年)」では「未醤(みしょう)」という発酵食品の記録があり、これが「味噌(みそ)」につながっているようです。当初は高級品であったため、貴族や僧侶など一部の人々の使用にとどまっていましたが、室町時代になって豆類や穀類の生産量が増えたことから、みそづくりも盛んになり、一般的なものとなっていったようです。その後、豊臣秀吉の時代に懐石料理で味噌が使われるようになり、みそ料理の基礎ができ上がりました。そして、1626年には伊達政宗により、「御塩噌蔵(おえんぞぐら)」と呼ばれるみそ工場が仙台で設立され、大量生産が可能となりました。
今でもみそは、日本の食生活には欠かせないものとなっており、各地の気候・風土により、様々な種類のものが製造されています。
みその種類は、使用する麹の原料、味、色でそれぞれ分けられます。「麹の原料」で分けた場合は、米みそ、麦みそ、豆みそ、「味」で分けると、甘みそ、甘口みそ、辛口みそ、「色」で分けると、赤みそ、淡色みそ、白みそという風に分けられます。
今日の「みそカツ」のたれには、「八丁みそ」という大豆と塩を原料とした豆みそを使用しています。これは、愛知県岡崎市八帖町を主産地とするみそで、同市にあるみそ会社の登録商標になっています。3〜5年をかけて熟成させてつくる光沢のある赤褐色の辛みそで、保存性が高く濃厚な旨味と渋味があります。