全校集会(5月8日) 校長講話【要旨】
- 公開日
- 2017/05/08
- 更新日
- 2017/05/08
できごと
ゴールデンウィークはどう過ごしましたか?昨日の今頃は、まだ寝ていたのではないですか?早くリズムを取り戻し、いつもの学校生活に戻りましょう。
さて、その体がだるい日に、こうして体育館に集まってもらったのは、今日、全市で『いじめについて考える日』という日が設定されたからです。だからと言って、今日だけいじめを考えるというのではないと言うのは当たり前ですが。
聞いたことがある人もいると思いますが、『いじめの4層構造』というのがあります。いじめられる子、いじめる子、面白がってはやしたてる子、そして見て見ないふりをする子の4種類に分けられるというものです。その中で「いじめる子」にどんな理由があろうとも、いじめは絶対に許されないということを確認しておきたいと思います。また、いじめの兆候とかいじめの芽というのも、いじめだということをはっきり言っておきます。
「見て見ないふりをする子」に伝えておきます。「やめとけや」とか「やめといたりいや」と言うと今度は自分がいじめのターゲットにされるかもしれないと思う人もいるかと思います。それはわかります。だったら、先生に「○○さんがいじめられている」と教えてください。それは、決してチクリではありません。人として当たり前のことなのです。
こういうことがありました。卒業してから10年ほどたっての部活動の同窓会がありました。そこである元生徒が「俺、△△に何回もジュース買ってこいとかパシリさせられたわ。『いやや』言うたら、首を絞められたり、こつかれたわ。いややったわ」と言い出しました。名指しされた△△は「俺そんなことしたか」と半笑いで否定していましたが△△の心の中まではわかりません。
ここで知っておいてほしいのは、「いじめられた側は決して忘れない」という事実です。人として、そんなことをしておいて、忘れないはずはないのですが、おそらくは≪悪ふざけ≫とか≪冗談が過ぎた≫くらいにしか思っていないのでしょうが、それも立派な『いじめ』なのです。
今日の校長先生の話をきっかけに『いじめは決して許されない』ということを少しでいいですから考えてみてください。
もう一度言います『いじめは絶対ダメ』『いじめかなと思ったら、すぐに先生に教えてください』以上です。