◆10月16日(月)全校集会◆
- 公開日
- 2023/10/16
- 更新日
- 2023/10/16
お知らせ
本日10月16日(月)は、オンラインによる全校集会を校長室にて行いました。
加美南中学校を代表して、自覚と責任を持って話が出来るように、加美南中学校オリジナルのタペストリーを作成しました。今日が初披露になります。学校名、校章、平野区キャラクター「ひらちゃん」(平野区に使用許可申請済)を並べています。
全校生徒とのあいさつの後、教育実習生より最終日のあいさつがありました。
続いて、阪井校長先生から、「上手な断り方のポイント」についてのお話がありました。
人とのコミュニケーションにおいて、最も多い悩みは、「うまく断れない」ということです。特に我々、日本人は、欧米諸国の人たちと比べ、「ノー」と言うのが苦手です。これは、「相手の気持ちを慮る(おもんばかる)」〈大切にする〉という日本人の美徳によるものです。何事も穏便にすませたいという国民性のため、断ることは悪いことだという認識があり、言葉を濁して曖昧な返事をしてしまうのが、日本人の悪いところです。
「いい人でいたいから断れない」という人は、断るべき時に断らなかったせいで、言葉や態度での精神的な暴力、「モラルハラスメント」を受けることがあります。大声で怒鳴られたり、人間性を否定されたり、性的な嫌がらせを受けたりもします。「イエス」ばかりを言っていると、このような不当な言動や行動をされても、「ノー」と言えなくなり、どんなに理不尽なことを言われても、受け入れてしまいます。凄く恐ろしいことです。
それでは、「上手な断り方」とは、どんな断り方でしょうか?
例えば、今からお断りの連絡をしなければならないと想像しただけで、胃が痛くなったり、不安な気持ちになる人がいますが、断ることは、決して悪いことではありません。その場の均衡を保つために、曖昧な返事をしたり、ハッキリとしない態度やギリギリに返事をする方が、相手を困らせ、その後の人間関係に悪い影響を及ぼしてしまいます。「断る」ことが苦手だという人の多くは、「断り方」がヘタで、適切な対応ができていないです。
断るときには、余計な言い訳をせずに、なるべく早目に連絡し、断る理由を伝えるようにしましょう。「ノー」と言うのは、相手との関係の終わりではありません。うまく断れば、相手との関係が良くなったり、信頼関係を構築する場合もあります。これからの時代は、さらにグローバル化が加速し、私たち日本人も「断ることが苦手」とは言っていられなくなりました。上手な「ノー」の伝え方を身につけ、断るときには、キッパリと断れるようになりましょう。