学校日記

文化発表会 展示発表の部 3学年

公開日
2018/11/13
更新日
2018/11/13

お知らせ

学年劇 「華の散るらむ」

 『つなげ〜未来への道〜』
これが今年の文化発表会のスローガンであり、私たち3年生の修学旅行のテーマでもありました。未来へつなぐためには、過去を振り返り、バトンを受け取らなければなりません。私たちは「平和への想い」というバトンを受け取るために、3年間、いのちについて学習し、修学旅行で知覧の特攻平和会館に行きました。

 「今、日本はいい国ですか?」私たちの劇は特攻隊員の、このセリフで始まりました。
 私たちは現在、平和な時代を生きています。勉強のこと、友達のこと、そして自分の進路に思い悩む学校生活を送っています。しかし、その当たり前の生活が当たり前でない時代がありました。この劇で演じた時代に生きた多くの若者には「戦後」はやってこなかったのです。生まれた時代が違った、ただそれだけで自分の未来を思い描くことすらできなかったのです。

 知覧で見た遺書には、死を目前にした絶望ではなく、家族、友達、恋人などへの感謝の思いや、彼らの幸せを願う言葉が書かれていました。そこには自分の大切な人たちが生きる時代への切なる思いが綴られていました。
 あらためて「平和への想い」というバトンの重さを感じました。

 人と人が殺しあわなくていい世の中をつくり、そんな時代を次世代につないでいく。そして、胸を張って大きな声で言えるようになりたいです。

 「今、日本はいい国です」と。