2学期終業式
- 公開日
- 2019/12/26
- 更新日
- 2019/12/26
お知らせ
皆さんにはたくさんの優れた点や大きな可能性があります。ただ、皆さんぐらいの年齢の時期には、多くの人が自分の可能性に気づかなかったり信じられなくなったり、限界を感じたりする経験を持っています。大人になってからも後悔の念が残ることも珍しくなく、「少年老い易く学成り難し」という教訓にもつながるのです。先に延ばすことなく勉強や努力をしていこうということです。でも、逆に、悩みや挫折感は誰もが経験するものと気づけば、少し気持ちを強く持てるかもしれません。
さらに、限界を感じ挫折した経験のある人が、そのまま失敗の人生を送るわけでもありません。自分の思った通りではなくとも、回り道をすることがあっても、夢を実現させた人はたくさんいます。終業式ではそんなエピソードを紹介しました。
2学期を振り返れば、今学期も皆さんがたくさんの成果を残してくれました。集会でもホームページでも紹介してきたとおりです。どれも、次の活動や努力の糧となることでしょう。
ただ、1つだけ残念なことは、スマホなどを利用したネット上のトラブルがいくつもあったことです。意図していなくとも誰かを傷つけてしまった人がいて、傷つけられた人がいます。見知らぬ人とのトラブルに巻き込まれた人、危ない目にあいかけた人もいます。ネットの恐ろしさをもう一度確認してください。
○保健委員会から
11月に行った学校保健委員会の報告がありました。「スマートフォン等の使い方に関するアンケート」結果と学校眼科医の先生のお話がありました。
アンケートでは、約9割の生徒がスマートフォン等を持っていることがわかり、使用時間は1〜3時間が一番多い結果となりました。また、使用時間が長くなるにつれて「朝起きにくい」「目が疲れる」「肩や首が痛い」等の自覚症状を感じていました。
学校眼科医の先生からも「ブルーライトを至近距離で浴びることによって目に大きな負担がかかり、ドライアイなどの症状が増えていること、1時間使ったら10分ほど目を休ませること」などを教えていただきました。
○生徒指導主事の先生から
みなさんに特に守ってほしいこと、気をつけてほしいことの話がありました。
1つ目はスマートフォン、SNSの扱い方です。知らない人との交流での犯罪に巻き込まれたり、友達同士でトラブルが起きたりすることもあります。自分の「命」を失うケースにつながることもあります。困ったこと、嫌だと思っていることを一人で抱え込まずに相談しましょう。
2つ目は、規則正しい生活を送るために、起きる時間と寝る時間、帰宅する時間、学習する時間などを自分で決めて、時間をしっかり守ってください。3学期に向けて、学ぶ力、「学力」を失わないようにしましょう。
3つ目は、社会の法律、マナーを守ることです。中学生がしていいことと、いけないことがあります。たとえ学校から離れていても、学校のきまりをきちんと守ってください。周りの人からの「信頼」を失わないようにしましょう。
この冬休み、絶対に「命」、「学力」、「信頼」を失ってはいけません。健康に気をつけて、新年、新学期をスタートさせましょう。
1月7日に元気な姿で、皆さんにお会いできることを楽しみにしています。