学校日記

9月7日 全校集会

公開日
2015/09/07
更新日
2015/09/07

お知らせ

校長先生のお話
 9月1日は「防災の日」でした。9月4日には880万人訓練もしましたね。今日は、防災にからんでルールを守ることの大切さについてお話をします。東日本大震災を受けた宮城県の石巻の小学校の校長先生のお話です。ちょうど、みなさんが小学校の時のことですね。
 「3月11日は2時45分に授業が終わり、1分後に地震が起こりました。下校中の子どもたちも学校に戻り、学校に集まった子どもは全員助かりました。家族と一緒に行動した7名が犠牲になってしまったのは残念でした。ほとんどの人々は学校まで津波は来ないと思い、もし来たら石巻は全滅だと言っていました。学校は地震の避難所でしたが津波の避難所ではありませんでした。地震が起こったとき、校舎が倒壊するのではないか、子どもたちがパニックになり安全な避難が困難になるのではないか。しかし、普段の訓練で廊下を走らずに静かに歩く、教師の話を聞くときは私語をしないなどの訓練がいき、個どもたちは整然と行動してくれた。階段で将棋倒しになるなどの自己も起こらなかった。電気が使えず校内放送が役立たなければ、現場へ走り肉声を用いるしかない。その訓練も欠かせないことを知った。率先して避難者たれと心がけた常々の地震と津波とを連動させる訓練が役立った。」「児童の引き渡しも安全な場所で引き渡すという鉄則を痛感した。校庭で引き渡していたら、半数は犠牲になっていたのではないだろうか。」
 みなさんも日頃から耳をすませて先生の話を聞くこと、時間を守って登校することがみんなの命を守ることにつながっています。遅刻が多かったり、どこに行ったかわからなくなると、安否確認するだけでも大変なことになります。当たり前のことを当たり前にすることの大切さを知ってください。
 今週は教育相談習慣です。みんないろんなものを背負って生きています。人に話を聞いてもらうだけで、背負っているものが軽くなることもあります。担任の先生に思っていることがあれば聞いてもらってください。先生たちも一緒に考えていきたいと思います。