1月19日 全校集会
- 公開日
- 2016/01/19
- 更新日
- 2016/01/19
校長先生のお話
≪校長先生のお話≫
寒い、冷たい、痛い、朝を迎えました。今日は「後悔」についてお話したいと思います。
1月17日は阪神淡路大震災の21年目。心に残った新聞記事があったので紹介します。この女性は21年目にしてやっと震災のことを語れるようになった方です。あの震災の日、この方は眠れずにいて、お母さんと寝る場所を変わってもらったそうです。そして、お母さんは自宅が全壊し、下敷きになって亡くなったそうです。「いつも通りだったら」と思うと胸が締め付けられ語れなかったでそうです。
彼女が明石の市役所に努めて、東北大震災の仙台に派遣され、避難所で高齢者の方の血圧を測ったり、背中をさすったりしていたら、お母さんにできなかったことを今しているように感じたそうです。「母と撮った写真は全部失ったけれど、交わした言葉は残っている。今の私を見たら、お母さんは成長したねと言ってくれると思う」と語っています。
今、私たちに何が起こるかわかりません。その時に後悔しませんか?この新聞記事の隣には、スキーバスで大学生が亡くなったという記事がありました。本当に残念です。バス会社も後悔してももどってきません。
家族と絆を作る、友達を大切にする、そして、勉強をしっかり頑張る、どれも後悔しないように生きていきましょう。