学校日記

5月16日 全校集会 「メタ認知」

公開日
2016/05/16
更新日
2016/11/14

校長先生のお話

<校長先生のお話>
 今日は難しい言葉を覚えてください。「メタ認知」と言います。このメタ認知というのは、わかりやすく言うと、自分を見つめるもう一人の自分です。実験をしてみます。昨日の夕飯を食べている時のことを思い出してみましょう。さあ、どのような場面を思い出しましたか?夕飯を食べている時には、食べている食材と近くにいる人しか見ていないはずなのに、今、思い出した光景は自分の姿が入っていませんでしたか?こうした別の次元から自分を見つめる力は人間が持つ素晴らしい能力です。今、この「メタ認知」の力がとても重要だと言われています。
 理由は2つあります。一つは、自分ができること、できていないことを見つめて、自分の行動を制御する機能になるということです。明日から中間テスト、1年生は一泊移住ですが、今、自分がしている勉強方法はうまくやれているのかどうか、もう一人の自分がモニタリングをして、よりよいものに軌道修正してくれます。
 理由の二つ目は、自分自身のことを一番知っているのは自分だということです。自分をはげまし、大丈夫だという声を自分にだすことで強い自分になります。
 そのためには、もう一人の自分がよりよい自分であることが大切です。だから、みんなと一緒にいろんなことを学ぶことが大切です。そして、毎日、今日の自分は○、△、×かどうか寝る前に振り返るくせをつけましょう。これから社会にでたら、とても重要な力となるのがこの「メタ認知」です。これからいろいろなところで耳にすることになるでしょう。