9月5日 全校集会 「880万人訓練」
- 公開日
- 2016/09/05
- 更新日
- 2016/11/14
校長先生のお話
≪校長先生のお話≫
今日は880万人訓練の日です。台風や地震などの災害に備える訓練です。大型の台風が来ると知りながらも、毎回尊い命がなくなっています。もしかしたら・・・と最悪の状況をイメージして自分や高齢者や幼い子どもをはじめ、他の人の命を守るための行動をすることが大切です。
もう一つ大切なことがあります。それは「愛すること」です。24時間テレビのテーマは「愛」でした。親子の愛、夫婦の愛、兄弟の愛、いろんな愛がありました。イタリアの地震でも8歳のお姉ちゃんが4歳の妹をかばうようにしてがれきの下敷きになってなくなりました。妹はそのおかげで助かることができました。そのお姉ちゃんの姿を見て救助した消防士さんが、ひつぎに寄せた手紙があります。読みます。
「こんにちは、お嬢さん。僕は、がれきの牢獄(ろうごく)の中から君を引っ張りだそうと手を貸しただけなんだ。僕たちが来るのが遅くなったとしたら、ごめんね。残念だけど(来たときには)もう君は生きをしなくなっていたんだ。でも、天国にいる君には、僕たちが君をそこから引っ張りだそうとできる限りのことをしたのを知っていてほしい。(被災地近くのイタリア中部)ラクイラの自宅に僕が戻ったら、空から僕を見ている天使がいるのを知るだろう。夜には君は光輝く星になっているだろう。じゃあね。ジュリア。君は僕と知り合うことはなかったけれど、大好きだよ。」アンドレア(ハートマーク)
みんなの中にはもしかしたら、私は誰からも愛してもらっていないと思っている人がいるかもしれないけれど、あなたを愛してくれる人はたくさんいることをわかってほしいと思います。だから、もし困ったり悩んだりさびしくなったら、誰かに助けを求めてください。必ず助けてくれる人はたくさんいます。愛している人がいるからです。
災害に備えることと、愛することを共に考え、行動できる日にしましょう。