10月31日 全校集会 「目標と可能性」
- 公開日
- 2016/10/31
- 更新日
- 2016/11/14
校長先生のお話
≪校長先生のお話≫
今日は「自分の限界を決めずに先を見よう!」というお話をします。
みなさんは「ノミとコップ」の話を聞いたことがありますか?ノミは2ミリ〜3ミリほどの大きさなのに30センチほどジャンプできるそうです。150センチの身長の人なら150メートル飛び上がることになります。そのノミをガラスコップに入れるとコップから簡単に飛びだしますが、ガラスの蓋をすると何度もジャンプしても外にでれないですね。しばらくして蓋をはずすと、ノミは外に飛び出なくなるという話です。
ではそのノミをもう一度高く飛べるようにするには、あなたならどうしますか?それは、飛べるノミを新たに一匹入れると、他のノミも飛ぶようになるんですね。でも人間の世界ではそんな簡単にうまくいかないようです。
みなさんの授業を見ていると、「自分は何をしてもむだ」「どうせ勉強がわからない」ともうあきらめている人がいるようです。ノミのように勉強できるんだという人があらわれても、「あの人と私は違う」「あの人はもともとできる人だから」とできない理由を自分の言い訳にして限界を作ってしまっていませんか?赤ちゃんは生まれてしばらくすると、重たい頭を支えて座れるようになります。すばらしい能力ですね。また、100歳を超えるお年寄りが6万5千人いらっしゃいます。寿命もどんどん延びてきています。それがたった10数年たって「私はダメ」と決めてしまってはもったいないです。
昨日大阪マラソンがありましたね。新聞にこんな記事もありました。ずっと小さなときから病気がちで、運動会が苦手。父親は小学校の先生で運動会を見に来てもらったことがない。そんなお父さんが病気で倒れ、自分の頑張っている姿を見てもらおうとフルマラソンに参加して完走したという話です。病気がちで運動が苦手な人がチャレンジして完走です。自分の限界を決めてしまわないでください。
今から人間が持つ力はすごいということを実験したいと思います。みんなの代表に朝礼代にあがってもらいましょう。力を出し切って手をピンと伸ばしてもらいます。先生がそれをひじから曲げます。とても強い力ですね。では、遠くの電信柱を見て同じように力をいっぱい入れてみてください。今から曲げますよ。さっきよりもずっと固くなって折れ曲がらないですね。人間は先を見る、目標があると力はずっと出るものです。限界をつくらず、目標をもって自分の可能性を信じてチャレンジしてみてくださいね。