学校日記

ドイツ国際平和村 〜世界に目を向けて〜 国際理解教育 2年

公開日
2017/02/17
更新日
2017/02/23

2年生

2年生では、国際理解教育として世界に目を向けて『ドイツ国際平和村』について学びました。

 ドイツ国際平和村は、世界各国で続く紛争や内戦で傷ついた子ども達を受け入れ、治療をし、リハビリを指導し、母国に帰す活動をしてきました。これまでに世界55カ国、約29000人の幼い命を救ってきています。

 15日(水)の5・6限はその映像を見てもらいました。みんな真剣に見、衝撃を受けていました。翌日16日(木)は、平和村でリハビリを指導していた作業療法士の勝田茜さんに講演をしに来てもらいます。映像の感想も勝田さんへの質問もしっかり書けていたので、紹介します。

 戦争で被害を受けているのは大人だけと思っていました。けれど実際は、大勢の小さな子どもたちが苦しめられていることを初めて知った。被害にあった子どもたちは人生をあきらめずに一生懸命、生きていた。日本人があんなにたくさんボランティアに行っているとは思わなかった。人と人が憎しむことで、人と人が傷つけ合うことが悲しく思えた。

 子どもたちの傷やけががとても痛々しかった。手術や薬の力で傷がなくなったり、歩くことができるようになったのを見ると、医学の力は本当にすごいと思った。ふるさとでは戦争が続いているのに、ふるさとに帰りたいと言っていた子ども達を見て、やっぱり子ども達にとっては、たとえ戦争が続いている中でも、家族と一緒に暮らすことが何よりの幸せなのだと思った。もちろん戦争がなくなることも幸せだが、日本でもこれから戦争が起こる可能性はゼロではないので、他の国のことだとは言っていられないとも思った。最後に私には何ができるのだろうかと疑問に思った。

 第二次世界大戦でユダヤ人を虐殺したドイツが今、平和について努力していることにすごいと思いました。手足などの一部の障がいを持つ子どもや戦争に巻き込まれて両親を失った子どもの悲しみは簡単には忘れられません。けれど憎しみをもってばかりいては、世界は戦争だらけになってしまいます。なので誰もが差別もなく、戦争もない世の中を作っていく必要があると僕は思います。

≪勝田さんへの質問≫
・なぜ、ドイツ国際平和村に行こうと思ったんですか?
・最初、ドイツ語がしゃべれない間はどうやって子ども達とコミュニケーションをとっているんですか?
・リハビリをその子達、一人一人のために考えるのは大変じゃないんですか?
・世界中でテロが起こっていますが、それについてどう思いますか?