学校日記

1年生 野宿生活者問題 〜人権学習〜

公開日
2018/09/15
更新日
2018/09/15

お知らせ

9月12日と13日の6限目、2回に分けて野宿生活者問題についての学習をしました。1回目は「ガード下の犬 ラン」という実際にあったお話を国語科の寺尾先生に朗読していただきました。2回目は田中勇輝先生から、西成の野宿生活者の現状についてスライドを使ってわかりやすく説明してもらいました。みんな真剣に聴くことができ、感想文もしっかり書けていたので、いくつか紹介します。

◆僕自身は、ホームレスの人は仕事をしていなくて、そういう道を選んだ人達なんだと勝手に思っていましたが、そうではありませんでした。仕事をしていて失業して野宿者になった方もいると聞いて、少し野宿者の方たちにひどい思い込みをしていたなと申し訳ないです。今回の学習を終え、こんなにもホームレスの方たちも1日1日頑張って生きているのにそれを「ゴミ」などとは言ってはいけないと改めて思いました。
◆アルミ缶を集めてお金をもらうのでも1kgで100円しかもらうことができないなら、私ならあきらめてしまうと思うけど、あきらめない所がすごいなと思いました。そして、ねこにしゃべりかけて、そのねこも「西成の住民」と優しく言って、食べ物をあげていた所もいい人だなぁと思いました。今後、野宿生活をする人が増えないために、自分にできることをしっかりしていけたらいいなと思いました。
◆ホームレスにとっては、今の社会は住みにくい。今のホームレス社会を変えてほしいと感じた。若い人でニートや無職をしている人は、働きたくても働けない方に失礼だと思いました。ホームレス襲撃は、被害者にとっては本当に恐怖でしかないと思った。その恐怖も知らないで、殴り、蹴り、そのような事を平気でやれる者は、ひどいと感じた。