人権防災教育(2013年度実施)
その他の年度に実施した取り組みはこちらからご覧ください。
防災フィールドワーク 2014年3月25日(火)
今回の防災フィールドワークは津波高潮ステーションと阿倍野防災センターで地震・津波についての防災体験学習を行いました。
防災に関する知識や意識を高め、大阪の防災について学ぶことで災害時に取るべき行動を明確にすることを目的としています。
大阪市消防局からはセイバーミライバスが出動し、生徒たちのフィールドワークに協力してくれました。
さらに、今回は長橋小学校と北津守小学校の小学生が、本校の子ども防災プロジェクトチームと一緒になってフィールドワークを行いました。
これから先の未来を見据え、新しい仲間をどんどん増やして、地域の人たちが一丸となった防災活動を活発化させていきたいと思います。
防災フィールドワークで体験した内容について紹介します。
津波高潮ステーション
津波高潮ステーションでは、津波の起きる原因や台風や津波による被害の歴史、そこから考えられた様々な対策について体験をしながら、学習を行いました。
津波からは「とにかく逃げること」、そして、津波から逃げられた後は「何としても生き抜くこと」を教えられました。
学校での避難訓練などからは得られない多くの体験ができ、実りの多いフィールドワークとなりました。
阿倍野防災センター
阿倍野防災センターでは、地震が発生した時の避難・消火・救出の方法について様々な体験を行いました。
これまで学校で学習してきた知識も十分に活用され、生徒たちの率先した行動も多く見られました。
今回初めて体験した内容も含めて、さらに知識と経験を深めることができました。
最後は中学校に戻り、フィールドワークの振り返りを行いました。
阿倍野防災センターからは修了証が送られ、今回の体験を多くの人に伝え、今後の防災活動へとつなげていく意欲を持つことができました。
今回のフィールドワークで体験した多くの事をこれからの防災活動に活かし、率先避難者として適切な行動がとれるようになること。
そして、いざという時に自分の周りにいる人を助けられるように、普段からのつながりを密接にして
いくことについて決意を深めました。
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大阪市立大学地域防災フォーラム2014 2014年3月21日(金)
21日には大阪市立大学都市防災プロジェクトが主催する「地域防災フォーラム2014」に参加しました。
このフォーラムは、東日本大震災の発生を受けて大阪市立大学が地域住民や行政と連携して、都市で暮らす「人の力」、都市で営まれる「コミュニティの力」を高めて「いのちを守る力」を育成することを目的として開催されました。
本校からは子ども防災プロジェクトチームがこれまでおこなってきた活動を紹介するとともに、活動から学んだ地域とのつながりの大切さについて発表しました。
さらに地域の安全と役割の拠点となる防災教室「いのちラボ」の認証式が行われ、本校は第1号の認証校となりました。
今後も地域防災の活動を活発化させ、防災拠点としての役割を果たしていきたいと思います。
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災害図上訓練(DIG)体験会 2014年3月9日(日)
西成区役所で「地域別図上訓練」があり、鶴中の子防プロも参加してきました。
最初に鶴中のこれまでの取り組みを紹介し、取り組みの中で「命の大切さ」「感謝の気持ちを伝えることの大切さ」などを学んできたことを発表しました。
今回はまったくの新しいメンバーでの発表となりましたが、西成区内の16連合町会、約200名の中で堂々と発表してくれました。
図上訓練は「DIG」ともいい、自分の町で災害が起こったと想定して、避難場所や避難経路、住宅密集地域、消防施設のある場所などを、地図を使いながら行う訓練です。
西成区内の人達が、各町内会ごとにグループを作って話し合いをしました。鶴中のメンバーは12名で、長橋地区と北津守地区に分かれて町内の人達に合流しました。
生徒たちは地域の人達と地図を囲み、全員が書き込みを加えながら議論をしていました。
DIGではその過程で、被害の様相をより具体的にイメージでき、その地域の災害に対する強さ弱さも明らかにすることができます。
地域防災力の可能性と限界を知り、災害に強いコミュニティ作りの意味でも今回の体験会は大きな成果が得られたように思います。
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避難訓練 2014年3月7日(土)
今回の避難訓練は子ども防災プロジェクトチームが中心となって行い、自らの「いのち」を守ることについて主体的に取り組む力の育成を目的としています。
地震の際、子どもたちだけで避難行動がとれるように、身の守り方や避難経路について考えました。
まず、昨年8月に訪問した釜石市の旅館の女将さんの話を各クラスのテレビで鑑賞しました。
そこでは、東日本大震災を経験した私たちが使命感を持って日本や世界を災害から守る行動を起こさなければならないというメッセージを受け取ることができました。
続いて、子防プロの実況放送をききながらの避難訓練を実施しました。揺れの状況や身の安全の守り方がリアルに把握できる内容で真に迫るものがありました。
グランドで点呼を取った後の防災集会では、卒業を来週に控えた3年生4人から、この3年間の防災での学びや後輩へのメッセージが述べられました。
最後は、津波からの避難訓練で締めくくりました。
初めてクラス誘導や放送を務めた子防プロメンバーは皆、一生懸命に役割を果たしながら新しい課題を見つけることができたように思います。
そして3年生を超えるような活躍をしてほしいと願います。
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子防プロ、大阪市立大学「地域防災フォーラム2014」に出場
大阪市立大学都市防災プロジェクトが主催する「地域防災フォーラム2014」に本校の子ども防災プロジェクトチームが招かれ、活動報告をします。
このフォーラムは、3月21日(金・祝)14〜17時、大阪市立阿倍野防災センター研修室で行われます。
この機会に精いっぱい地域の役に立つ発表をして、地域とのつながりを強めたいと思っています。
詳しくは 大阪市立大学 地域防災フォーラム2014をご覧ください。
奈良教育大学ESD学会第2回研究大会 2014年2月15日(土)
2/15(土)は、奈良教育大学で子防プロメンバーの3名が鶴見橋中学校での取り組みについて発表しました。
この研究大会は、ユネスコスクールの学校間交流として奈良教育大学が主催し、ESD(持続発展教育)の理論と実践をつなぎ、持続可能な社会の実現に寄与することを目的としています。
本校の子ども防災プロジェクトチームがこの研究大会に招かれ、福岡県、島根県、奈良県の小学校とともに取り組みを発表しました。
初めは緊張していた生徒たちも前日に降り積もった雪で遊んだり、奈良教育大学の学生が観光案内をしてくれたりして徐々に気持ちを高めていきました。
発表にかかる運営は大学生が主体となって行われ、新鮮な研究発表になったと思います。発表後に受けた大人からの質問にもしっかりと答える生徒の姿に心を打たれました。
本校の取り組みを他の学校へ発信するとともに、他の学校での取り組みを知り、より活発な活動をしなければならないと気持ちを奮い立たせました。
長橋小学校出前講座 2014年2月15日(土)
2/15(土)は、長橋小学校で子防プロメンバーの3名が鶴見橋中学校での取り組みについて発表しました。
8日に実施した北津守小学校出前講座から2回目の出前講座ですが、今回はまったくの新しいメンバーで発表を行いました。
小学生や地域の大人たちだけでなく、本校の生徒たちも大きく成長できた発表になりました。
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北津守小学校出前講座 2014年2月8日(土)
2/8(土)は、子防プロメンバーの3名が北津守小学校で小学生を対象に出前講座を行いました。
鶴見橋中学校で実施したこれまでの取り組みを紹介するとともに、当たり前にある生活の大切さについて発表しました。
この後行われる避難訓練には真剣に取り組んでほしいこと、そして、自分がどれだけ周りの人に支えてもらっているかを考えてほしいと子どもたちにメッセージを送りました。
今回の発表を受けて、小学生はもちろん、地域住民の方々も一緒に「いのち」について真剣に考えてくれていたように思います。
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防災土曜授業 2014年1月18日(土)
1/18(土)は、19年前に起きた阪神淡路大震災を振り返って、『防災土曜授業』を実施しました。
大阪市消防局や西成消防署、地域の方たちの協力を得て、多くの実践的な体験をすることができました。
今回の防災学習では今まで以上に多くの人が参加し、「人と人とのつながり」や「命の大切さ」について考える貴重な時間となりました。
こちらの子ども防災プロジェクトニュースでも紹介しています。
防災土曜授業に参加した生徒の感想も合わせて掲載していますので、ぜひご覧ください。
生徒の感想
○ 1年生の感想
○ 2年生の感想
○ 3年生の感想
防災土曜授業で行った取り組みを紹介します。
天ぷら油実験
防災授業の始めには、大阪市消防局による天ぷら油の実験を行いました。
家のキッチンで油に火がつき、火事になったことを想定してその対処方法を教えていただきました。
また、火のついた油に水をかける実験では一気に炎が立ち昇り、生徒たちは驚きの声を上げていました。
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1年生防災講座 救急救命の方法について講座を行いました。
心臓急停止により年間6万人もの人が命を落としています。
一つでも多くの命を救えるよう、AEDの使い方と設置されている場所を知ることが大切です。
2年生防災講座 救出搬送の方法について講座を行いました。
ロープの結さく方法や救出搬送の方法をいざという時実践できるよう、日々の訓練が重要です。
3年生防災講座 可搬式ポンプの使い方について講座を行いました。
地域の防災リーダーの方々も講習に参加していただき、地域とのつながりを再確認しました。
災害想定ゲーム『クロスロード』
災害が起きた時を想定して、中学生の自分たちがとるべき行動について考えました。
各々の立場によって考え方が違うことを知り、どう行動すべきかについて意見交換を行いました。
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防災集会
阪神淡路大震災から19年が経ちました。
今回の防災集会ではこの震災を振り返り、もう一度、命の重みについて考えました。
すぐそばにある大切な「いのち」を大事にし、もう一度自分の生活を見直していきましょう。
西成教育フェスタ 2013年12月7日(土)
12/7(土)13:00から、大阪フィルハーモニー会館にて『第7回西成教育フェスタ』が開催されました。
『西成教育フェスタ』は府立西成高校が主催となって地域の中学校を招いて様々な発表をしあう場となっています。
本校からは『子防プロ代表3名』が【第2次東北視察2013と第2回避難所訓練合宿】の取組みを中心に発表をしました。
一昨年、去年と2年に渡って『人権防災教育』をテーマにして発表を続けてきましたが、今回もこの発表は、人の胸を打つものであったようで、多くの方から感激の言葉をいただいています。
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鶴中校区 防災ウォーク 2013年12月7日(土)
12/7サタスタ・特別講座において、大阪市立大学の先生や西成消防署・警察署・区役所の方々と共に、子防プロのメンバーたちがタブレットを用いて鶴中校区周辺をまち歩きしました。
地域の地盤・地形の特性(低地・防潮堤・浅い地下水位)や街並み(長屋・木造家屋の密集状況)、広域避難所・災害時避難所の位置やサイン、井戸などを見学・確認しました。
災害が起こった時を想定し、「どこに?」「どうやって?」身の安全を確保するか(マップ作り等)主体的に防災に取り組み情報発信基地としてまちの人々に伝えていく地域防災を学びました。
避難所訓練合宿 2013年11月15日(金)〜16日(土)
15日(金)の放課後から16日(土)の午前にかけて避難所訓練合宿を実施しました。
災害(地震)が起こって電気・ガス・水道というライフラインが停止したという状況を想定して、本校での避難所運営および避難所生活を体験しました。
○ 目 的
・ 災害時、命を守るために自分ができることは何かを考え、普段から備えることができるようにし、たすけ合いの心と地域の一員としての自覚を育む
・ いのち、つながり、日常生活の大切さを実感し、よりよく生きる態度を育む
第2回目となる避難所訓練合宿では『子防プロ』37名、若者サポーター3名が参加のもと、意義ある取り組みとして終えることができました。
実際に災害が起き、本校が避難所になった時は不測の事態にも柔軟な対応をしなければなりません。
そして、自分のできる協力を精一杯考え、もしもの時に率先して動ける人になってもらいたいと考えています。
防災体験学習 2013年11月15日(金)
避難所訓練合宿に先立って、11月15日(金)の4時間目に全校生徒を対象とした防災体験を行いました。
火災時の煙体験、震度7の地震体験、消火器放水体験の3つを体験し、非常食乾パン・水・アルファ米・資料等を持ち帰ってもらいました。
子どもたち全員の意識を『人権防災教育』に繋ぎ、家庭でもこの体験で学んだ防災について話をして、より意義のあるものにして欲しいと考えています。
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避難所訓練合宿事前学習会 2013年11月11日(月)
15日(金)の放課後から16日(土)の午前にかけて実施される避難所訓練合宿の事前学習会を行いました。
避難所運営班、食事班、物資班、救護・保健衛生班の4班に分かれて合宿について話し合いをしました。
それぞれの班でリーダーを中心に体育館(避難所)にどのような施設や区分けが要るか、また、避難所で大勢で生活する上で必要なルールを考えました。
最後にはそれぞれの班で考えをまとめたことを発表し合い、実際の避難所生活をより強くイメージできるようになりました。
15日の本番に向けて生徒たちの打ち合わせも行われ、だんだんと緊張と気持ちが高まっています。
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ユネスコスクール認定 2013年11月6日(水)
ユネスコスクール加盟が9月30日付で承認され、11月5日付で正式連絡がありました。大阪市の中学校では第1号となります。
ユネスコは国際連合教育科学文化機関のことで国際連合の専門機関です。
今回、本校の防災教育の取り組みがユネスコに連なる学校として認められ、加盟が認定されました。
今後、子どもたちへの教育活動にプラスに反映させ、ますます持続発展する教育活動を展開していきたいと考えています。
認証状 日本国 大阪市西成区 鶴見橋中学校 様 貴校は、国際協力と質の高い教育プログラムに従事するユネスコスクール・ネットワークに参加する団体であることを認める。 2013.9.30 イリナ・ボコヴァ ユネスコ事務局長 |
第65回 市立校園職員児童生徒 表彰式 2013年11月3日(日)
『子ども防災プロジェクトチーム』が他に賞賛され、又は他の模範とするに足る行為により、教職員も『学校防災委員会』が教育実践功績により大阪市と大阪市教育委員会より表彰を受けました。
この受賞をきっかけに鶴見橋中学校の防災教育の確かさを確認し、今後ますます取り組みを発展させていきたいと考えています。
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避難所訓練合宿合同打合せ会 2013年10月21日(月)
避難所訓練合宿(11月15日・16日)についての合同打合せ会を開きました。
参加者は、本校子ども防災プロジェクトチームの代表者3名、本校教職員5名、大阪市消防局1名、西成区役所2名、西成消防署1名、西成警察署3名の合計15名です。
子どもたちにとっても、地域にとっても実りある合宿となるようさまざまな立場でできることを考えることができました。
これからも本番に向けてさまざまな準備をしていきます。
『勝間南瓜』展示 2013年10月15日(火)〜22日(火)
西成区役所1階ギャラリーにて、西成区の伝統野菜『勝間南瓜(こつまなんきん)』が展示されました。
本校では『防災教育』の取組みも意識をし、炊き出し等にも使えるよう育ててきました。
大きな冬瓜(とうがん)もできましたので同様に展示して貰いました。
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西成7校区サポート梅南中学校区小中合同研修会 2013年10月11日(金)
梅南中学校において小中合同研修会を実施しました。
鶴見橋中学校における防災教育の取り組みについて、子ども防災プロジェクトチームの代表3名が発表を通して伝えました。
教職員研修会の講師として鶴見橋中学校の生徒が発表することで、学校教育の変革を学び、小中連携による意見交流をより活発なものにしていくことを再確認しました。
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全校防災集会 2013年9月9日(月)
被災地を訪問した生徒会・子ども防災プロジェクトチームの代表3名が東北視察の成果を発表しました。
被災した人の想いや自分たちができることは何かを考え、全校生徒1人ひとりが防災を意識して普段の日常を大切にしていく決意を新たにしました。
○ 東北視察の様子 生徒の感想 ○ 1年生の感想 ○ 2年生の感想 ○ 3年生の感想 |