人権防災教育(2015年度実施)
過去に実施した取り組みはこちらからご覧ください。
第4回 避難所訓練合宿 2015年9月4日(金)〜5日(土)
4日(金)は、大阪880万人訓練を行いました。
午前11時の放送で各教科担当の指示を受け、自らの身を守る行動をとりました。
体育の授業の学年もありましたが、あらゆる場所で災害が起こったことを想定して行動できるようにしたいです。
放課後からは《第4回 避難所訓練合宿》を行いました。
『大きな災害が起こった時、学校が避難所になるので、中学生が避難所運営をできるようになる』
ということを目的に、2012年から続けてきました。
今回は子ども防災プロジェクトチームのメンバーのみで、過去最高の49人が参加しました。
当日は3グループに分かれての活動、その中で『設営班』『食事班』に分かれて取り組みました。
設営班は前回までの体育館ではなく、津波を想定して校舎4Fの各教室を避難所設営しました。その後、メンバーの中で想定避難者を演じて、実際にさまざまな年齢・立場の人が避難所に来たことをイメージし、その人たちへの対応や各教室に避難所誘導を行いました。
食事班は《日常生活の延長上にある防災》をテーマに『サバイバルクッキング』を行いました。各自家にある1食分の食材を持ちより、その食材で調理をして夕食を作るというものです。災害時には支援物資が届くまで家にある食材を使って食事をとると思います。今回当日までどんな料理ができるか不安でしたが、各班工夫してオリジナルメニューを考え調理をし、食事をすることができました。
夜の学習会では
・夏休みに東北に行った9人の生徒からの報告
・選択の覚悟と重さを知ることをテーマにした《クロスロード》
・防災活動をしてきた高校生、初めて東北を訪れた大学生からのメッセージ
を聴きました。クロスロードでは見学に来られた方も参加していただき、中学生とともに考える、意見や発表をすることができました。
その後は各教室で就寝し、翌朝は炊き出し、避難所の片づけ、振り返りと発表を行いました。
今回、立候補してくれた15人のリーダーが作った『時間を守るためにみんなで協力し合おう』という目標、そしてこの活動を通じて『人とのつながりを深める』目的で行いました。参加メンバーはこれを機会に日常を見直し、今できることを真剣に行う、人との会話をしていく、大切な人にすぐに思いを伝えるなど、多くのことを感じてくれました。
先生方や地域の皆さん、関係諸機関の人も多数参加していただき、本当に実りのある2日間になりました。関わっていただいた全ての皆さん、本当にありがとうございました。
また、改めてこの取組を紹介させていただきます。
最後に今回の合宿にMBSラジオ1179の『ネットワーク1.17』が取材に来られました。
当日の模様は9月21日または27日の月曜日の19時30分〜20時に放送される予定です。ぜひ、お聴きください。
校外防災フィールドワーク 2015年8月3日(月)
8月3日(月)、西成消防署のご協力のもと、大阪市消防局高度訓練センターに行き、防災(火災)訓練を行いました。子防プロの選抜メンバー14人と長橋小学校版子防プロメンバー11人で活動に参加し、訓練終了後、全員が修了証をいただくことができました。
訓練内容は5種類で、てんぷら油燃焼実験・消火器訓練・屋内消火栓訓練・暗中体験・煙中体験をおこないました。
実際に火や煙をおこし、実物を使った訓練に、参加者全員が夢中になり集中して訓練を行うことで、実際に火災が起きた場合の対応力アップにつながったと感じました。
また、校区小学校との小中連携の良い機会となりました。
【ユネスコ・きずな】 ネパール支援勉強会 2015年8月2日(日)
8月2日(日)に大阪府立大学で行われた大阪ユネスコスクールネットワークの研修会で、子防プロ(ユネスコ・きずなチーム)代表がネパール支援活動の発表を行いました。
鶴中の活動のアピールポイントは何と言っても、ラメスさんとの交流会で「顔の見える活動」を行えたことです。交流会から募金までの取組やボランティアをした感想を堂々と発表することができました。研修会にはラメスさんも参加されており、久しぶりの再会の後に寄付金を渡すことができました。8月5日に一時帰国されるラメスさんが現地の学校に届けてくれ、その後の復興の様子も伝えてくれます。
参加者からは「みんなの行動に刺激をもらい、自分も何か動きたいと思いました」との嬉しい感想をいただきました。大阪府の様々なユネスコスクールの約50名の小・中・高校生とのグループワークも良い経験となり、充実した時間を過ごすことができました。
今後も「人の役に立ちたい」という気持ちを行動にできるように、皆で頑張ります!
第1回避難訓練 〜もしもに備えて〜 2015年7月10日(金)
7月10日(金)の4時間目、子防プロ主催の避難訓練を行いました。
今回は火災を想定した訓練でした。5月に結成した子ども防災プロジェクトチームは今年度、全校生徒の3割以上にあたる60名が参加しています。
今回その中から立候補を募って避難訓練のリーダーを決めました。各学年の代表メンバーが事前に何度も集まり準備をしました。
当日も事前の心構えや避難の誘導、防災に関するクイズや映像など、ただの訓練で終わるのではなく、今後いつ災害が起こっても対応できるように真剣に取り組みました。
昨年度は事前に準備を関わらず、当日の避難の時間が遅くなり、すごく悔しい思いをしました。今回そのこともあって5分の目標タイムを設定し、集会での啓発やリーダーでの練習を行いましたが、本番は目標を大幅に上回る3分40秒で集合完了でき、西成消防署の皆さんからもお褒めの言葉をいただきました。
消防署の方からは避難する時に
1、避難する時、人がいないかを確認して必ず扉を閉める
2、ハンカチを口にあて、煙より低い姿勢をとって避難する
3、逃げる時に人に知らせ、救助を呼びかける
の3つのことを守ってほしいと教えていただきました。
今回避難の際も声を掛け合い、真剣に取り組むことができました。もし大きな災害が起こった時も、冷静に判断して迅速に行動できるようにしていきたいと思います。
校内研修会(防災教育) 2015年7月6日(月)
7月6日(月)の放課後、多目的室にて教職員研修会を行いました。
3年目の申請となった『がんばる先生支援』の取組の一環として、昨年度に引き続き、兵庫県立松陽高等学校の諏訪清二先生に特別講師としてお越しいただきました。
2002年4月の開設時より12年間、兵庫県立舞子高校環境防災科で科長を務められた諏訪先生は、防災教育に関する講話や普及に努められるだけでなく、インド洋大津波や四川大震災など、海外の被災地で心のケアのプロジェクトに参加され、東北をはじめとした国内の被災地でも生徒とともにボランティアに従事してこられました。
今回『ワークショップによる防災教育の考え方』として教職員だけでなく、子ども防災プロジェクトチームの各学年10名の代表生徒ともに合同研修を行いました。
「南海地震発生、その時あなたはどう動く?」というテーマで、学校や家・交通機関や観光スポットなど、あらゆる場所で災害が起こったことを想定して各グループでワークショップを行いました。
学年・年齢関係なく同じ立場で『考える』『想定する』ことの大切さを学ぶとともに、あらゆる場面で行動できるように意識して取り組まないといけないと気づかされました。
その後グループで考えた意見を発表・共有するとともに、諏訪先生の方から各グループからの意見に対して的確にアドバイスを受けました。今回、このような機会を設けることで、学びをインプットするだけでなく『アウトプット』が大切だと改めて感じました。
普段の防災の取組では学ぶことのできない貴重な教えを受けることが出来ました。
金曜日には火災を想定した避難訓練があります。今回参加した子防プロのメンバーが中心となって、真剣に取り組み、率先避難を心がけたいと思います。
ネパール復興支援募金&ひったくり防止カバー取り付け 2015年6月29日(月)
6月29日(月)、放課後、子防プロ(ユネスコ)および「きずなクラブ」のメンバーは、ネパール大地震復興支援のための募金活動を実施し、これにあわせて西成警察署と連携して“ひったくり防止カバー”の配布を鶴見橋商店街で行いました。
午後1時、自転車に乗っている方に対し、ひったくり防止カバーを配り取り付けてもらう取り組みから始めました。
最初のうちは緊張していた生徒も街頭に立つうちに徐々に慣れ、積極的に声かけができるようになりました。
取り付けるのもどんどん手際が良くなっていきました。気が付くと100枚あった全ての防止カバーも、あっという間に配り終えていました。
生徒たちの努力は、ひったくり防止に必ずつながることでしょう。
その後、全員で募金の呼びかけをしました。元気よく大きな声で募金の必要性をアピールできる生徒、にこやかにあいさつのできる生徒、チラシを丁寧に渡せる生徒、それぞれが持つ良い個性が輝いていました。
地域の方々から「すごいなぁ」「頑張ってや」「応援してるで」などたくさんの温かい応援のことばををいただき、またたくさんの方に募金に協力していただきました。
今回の活動で集まった募金は、その全額をネパール復興支援のために利用させていただきます。
およそ1時間の取り組みでしたが、生徒たちは地域の方の温かさ・優しさを改めて感じるとともに、ネパールの大地震からの復興について、より一層想いを強めたのではないかと思います。
これからも子防プロと「きずなクラブ」のメンバーは、『つながり』を大切にする活動に全力で取り組んでいきます。
【ユネスコ・きずな】ネパール大地震支援ボランティア 2015年6月17日(水)
6月29日に子防プロ(ユネスコ)および「きずなクラブ」のメンバーはネパール大地震被災者救援のための募金活動を行います。
この一環として17日放課後、現在大学院在学中の同国出身の方をお招きし、ネパールについて理解を深める交流会をしました。
被害の規模はどれほどか、被災された方々が今最も必要とされているものは何かなど、現地の様子を細かく教えていただき、私たちが想像している以上に状況は切迫していることを痛感しました。
レクリエーションで場も暖まり、質問タイムでは生徒の何気ない問いに、ユーモアを交えて答えていただきました。
生徒たちもまた、ネパールに対して親近感が湧くとともに、募金活動の意義について再認識する大変良い機会になったと思います。
第1回 子防プロ全体会議 2015年5月27日(水)
5月27日(水)、第1回目の子防プロ全体会議が行われました。立候補したメンバーは全体で60名。先生方のお話を聴く姿を見て、皆さんが真剣に取り組もうとしている様子がひしひしと伝わってきました。
7月には避難訓練が実施されます。リーダーとして各学級でクラスメイトを安全に誘導してくれるよう、期待しています。頑張りましょう!
4月25日、ネパールで大規模な地震が発生しました。周辺諸国を含め1万人を超える方が犠牲となり、現在も多くの方が余震の脅威にさらされています。私たちに何ができるのかを考えたとき、被災された方々の生活が少しでも落ち着くよう、現地に向け心を運ぶことだと考えます。この一環として子防プロではネパールに対する理解を深めるとともに、募金活動をさせて頂きます。皆さんの気持ちは募金を通じて必ず届きます。
MBS1179「ネットワーク1.17」放送開始20年 子ども防災イベント 2015年4月4日(土)
今年度も鶴見橋中学校の人権防災教育の活動がスタートしました。
4月4日(土)に、MBSラジオが主催する“ネットワーク1.17子ども防災イベント”に子防プロの新3年生3名が《子ども防災活動》の発表を行いました。
「被災者に向けた、被災者のための、被災者の支えになる番組」をコンセプトに、阪神・淡路大震災から3ヶ月が経った1995年4月15日から放送開始した《ネットワーク1.17》は、毎週月曜日に放送され、今年で放送開始20年を迎えました。
今回はそのことを記念して、毎日放送1階ちゃぷらステージにおいてこのイベントが開催されました。
今年度初めての公の発表となる新3年生が、鶴見橋中学校の防災活動、先輩たちや自分たちの思いを伝えてくれました。他にも応援に駆け付けてくれたメンバーとともに、NPO法人プラスアーツの永田宏和さんによる「大人も子どもも楽しく学べる防災“なるほど”講座」に参加したり、同じ発表を行った和歌山県印南町立印南中学校の皆さんと交流させていただきました。
昨年度もたくさんの取組を行ってきましたが、今年度もこのイベントをスタートに1年間頑張っていきたいと思います。