校歌
作詞:竹中 郁
作曲:野口 源次郎
一
風はわれらを 呼びさまし
風はわれらに そよぎ添う
そよぐわれらに 自律あり
ひかりかがやく 叡知あり
われらわれら若し
われら目ざむ
二
空はわれらを 抱きつつむ
空はわれらに 双手のぶ
のびるわれらに 未来あり
ひかりかがやく 叡知あり
われらわれら若し
われら学ぶ
三
枝もたわわに 桃の実は
池の水照りを ひきまとう
みのるわれらに 生命あり
ひかりかがやく 叡知あり
われらわれら若し
われら結ぶ
校章の由来
昭和中学校が生まれて10年目、校章は四つの菱形が四色の七宝焼きに輝いたとあります。
四つの菱形は、当時中学校教育の目標であった知識教育・道徳教育・健康教育・職業教育の四つを指向、同時にあわせ象徴したものです。
考案者、角野喜代久教諭は菱形について、さらに深意を考えていたようです。
終戦直後、股ヶ池の水面に繁茂していた「ひし」、戦災の傷跡生々しい町並み、そして荒廃した人の心、それをなぐさめるものの中に時季を得て可憐な白い花を咲かせた「ひし」、汚い水の中にあっても汚れに染まらぬ花を生徒の糧とし、理想としたい。
「ひし」の如く悪に染まらず、そしてたくましくの願いを託して「ひし」の葉の菱形を校章に取り入れ、中央に池辺に咲き乱れている桃の花を台に校名の昭和中をいれたということです。
現在の校章は七宝焼きからいぶし銀になっています。
(創立十周年誌より)