柴中フェスタ
概要
かつて文化祭は2階建ての古い体育館(1階には美術室と被服室がありました)で、体育祭は旧校舎の北側の狭いグランド(現グランドの2/3の広さ)でおこなっていました。平成10年(1998年)から体育館や校舎の建て替え工事が始まると、文化祭はクレオ北大阪をお借りし、体育祭は柴島グランド(現淀川キリスト教病院)をお借りして行いました。そして平成13年(2001年)、建て替え工事の半分が終わり、久しぶりに文化祭も体育祭も両方学校の敷地内でできるようになりました。このことを祝しまして、また2学期制を開始するにあたって、前後期の境目としての大きな行事として、文化祭と体育祭を一気に実施する「柴中フェスタ」という一大イベントが始まりました。 |
文化祭と体育祭という単独でも十分大きな学校行事を、まとめて実施することは、生徒はもちろん、教師側にも大きな負担であり、中止すべきではという声も当初より上がっていました。が、第1回のフェスタをやり終えた生徒たちは、今までにないほどの、大きな達成感を感じていました。そしてそのあとの受験勉強や日々の学習への切り替えが、分散してやっていたときよりも、上手にすることができることがわかりました。このような理由で、柴中フェスタは中止するどころか、年々充実してきており、今では本校最大の行事となっています。 |
歴史
目的
生徒の自主性と協調性を育む
生徒が「やりたい」「挑戦したい」と思う気持ちを育むと同時に、そのことが決して個人のわがままにならないような相互の「思いやり」の心を育成することを、フェスタでの最大の目的とします。そのためには、どんな失敗でも許し、理解しあえるフラットな人間関係と、その失敗から相互に学び、高めあおうとする向学心を常に醸造していきます。 |
また、教師は生徒がイニシアチブをとりやすいように配慮し、「前に出すぎず」「しゃべりすぎず」「縁の下の力持ち」の存在になるようにします。そのため、ときには生徒が大きな壁にぶつかることもあるかと思いますが、すぐに解決方法を与えるのではなく、自ら考え、判断して解決できるように導くようにします。一見回りくどい指導にも見えますが、フェスタを通して「自主性」「協調性」を育むためには、一定の時間が必要であることをご理解ください。 |
地域と共に活きる
これからの公立中学校は、必ず「地域と共に歩まねばならない」と考えています。特に、本校のように生徒数が減少し、1学年2クラスほどになりますと、普通に文化祭や体育祭をしても、生徒同士で切磋琢磨することもできず、小さくまとまってしまいかねません。そこで地域の皆様方の力をお借りして、生徒を「磨いて」いただけたらと願っております。 |
文化発表の部では、舞台や地域ブースなどの場を設けますので、合唱のすばらしさやニュースポーツの紹介、日本の伝統文化の入門やアーティスティックな小物づくりなどで生徒を導いていただけたらと思います。 |