校舎案内
開平小学校の校舎についてご案内します。
本校は、長い歴史と伝統を誇る愛日小学校と集英小学校の二校が統合された学校です。
校舎建設にあたっては両校の伝統を受け継ぎ、旧校舎のイメージを踏襲しつつも、新しい伝統をここから育てていくという基本的な考えのもとに設計されています。
例えば、かつての石貼りのイメージを残すためにインド砂岩を壁に埋め込み、
それをタイル貼りや吹付の外壁とからめて新しい中にも伝統を感じさせるデザインとなっています。
本校は3686平方メートルという狭隘な校地であるため、運動場をできるだけ広くとるために、
校舎、体育館、プールを重層化する一方で、高密度感をなくすため、
運動場側は3階建としてルーフテラスを設けています。
また、ステンドグラスや石版のレリーフ、照明器具など、旧校舎の記憶深い価値あるデザイン、モチーフを内外部に積極的に用いています。
校舎中央には、1階から4階まで続く吹抜けの外部空間が作られ、
さらにガラスブロックのトップライトを通して地階ギャラリーまでとどく光の道が設けられています。
内部空間を明るくすると同時に、その一部にステンドグラスが用いられアクセントとなっています。
本校の地下にも施設がもうけられています。
○ギャラリー
天井の高さは4.8メートルあります。このスペースにはブロンズ像が展示されています。
ウクライナの彫刻家ドラゴ・マリン・チェリーナ氏の制作によるもので、平成2年に行われた国際花と緑の博覧会において展示されていました。
○開平ホール
愛日・集英両校の伝統を受け継ぎ、多様な教育活動が展開できるようホールが設けられています。
○記念室
旧校舎の雰囲気も感じられる部屋で、特別な行事の際などで活用しています。
○展示室
展示室には、本校の歴史にかかわる様々な物品が展示されています。
また、地域でずっと大切に保管されてきた「愛日文庫」もこの展示室の一角にて保管しています。
大変貴重な文献であり、子どもたちも「愛日文庫学習会」や「愛日曝書」の機会を通じて、学んでいます。
校舎増築工事について
児童数の増加による教室不足を解消するために、令和元年5月から校舎増築工事を行っています。
増築校舎棟は令和3年夏ごろ竣工予定で、2学期をめどに実際に教室を使用することにしています。
また、既存校舎の補修などを終え、すべての工事が終わるのは令和3年度末の予定です。
令和2年5月から10月のようす