大阪市立心和中学校

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百人一首練習アプリ


学習者用端末(Chromebook)を使って、オンラインで百人一首の練習をしています。

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「まなびのポータル」の「国語」からアクセスできるようにしています。

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オンラインで「たいせん」


2ユーザー以上で対戦することができます。AIアカウントも参加します。

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アプリケーション内では“ハンドルネーム”を使います。誰が誰だかはわかりませんが、上の画像では、生徒が2名、AIアカウントが2つの4ユーザーで対戦しています。

自宅でも学校でも、場所を選ばず対戦ができます。昼間部では登校してきた生徒とオンライン学習の生徒で対戦することも可能で、みんなで百人一首が楽しく学習することができます。さらに、大阪市の他の小学校・中学校でも使えるようにしているので、学校を越えて対戦することができます。

ひとりで「れんしゅう」


一人で練習することができます。画面上部の右から左に句が流れます。下の句が表示され、流れてきた句を選びます。下の句の表示枚数は1枚から8枚まで選べるようにしているので、個人の習熟具合に合わせることができます。

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日本語があまりできない外国籍の生徒のために、ローマ字表記にできます。

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20首ずつ、5色に分けて練習することも可能です。

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気軽にできる「めくり」


いわゆる「坊主めくり」です。和歌の意味が難しくて敬遠しがちな生徒でも、気軽に取り組めます。

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蝉丸は「坊主」として扱っています。

上の句と下の句の「組み合わせ」


和歌の現代語訳を読み取って、上の句と下の句、作者を組み合わせます。和歌そのものを学習できます。

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ヒントとして、選択肢の和歌の札も表示しています。ヒントになっているのかどうかは微妙なところですが・・・。

他にも


絵札を集めていく「アルバム」などがあります。総合得点による「ランキング」では、大阪市の小学校・中学校の枠を越えて表示します。


大阪市では、ネットワークが切り替わった後に配布されたアカウントで「百人一首」のようなアプリケーションを作ることができるようになりました。学校で作ることができれば、現状やニーズに合わせて柔軟にできるので、大変ありがたいです。


画像引用元:菱川師宣 画『[小倉百人一首]』,本問屋,延宝8 [1680]. 国立国会図書館デジタルコレクション