校長あいさつ
本校は、昭和22年に大阪市立阿倍野第一中学校として創立、昭和24年に大阪市立昭和中学校と改称し、桃ヶ池町の現在地に移設されたのが昭和30年です。地域から愛され、輝かしい伝統を培ってきた歴史ある学校の校訓は「自主・錬成・創造・調和」です。これらの校訓をしっかりと継承していきたいと思います。また、現在は物事の移り変わるスピードがものすごく速くなっています。新型コロナウイルスが流行する前と後では世界の様子がガラッと変わってしまいました。数年後がどうなっているか予想することも難しい。今の時代は、単に何かを知っているだけでは時代遅れになってしまいます。知識を詰め込むだけでなく、根本的に物事を考えるための価値観や枠組みを持つことが必要です。このような時代に必要なことは ・時代が変化しても価値を失わないような「知識や思考能力」 ・世間の動きに流されず、自分の考えを持って生きるための「自信」 ・信じていいものと信じていけないものを見分けるための「バランス感覚」 これらの基礎基本となる力を、本校の3年間で育んでいきたいと思います。 教育の道は「家庭の教えで芽を出し、学校の教えで花が咲き、社会の教えで実になる」とも言います。学校、保護者、地域の皆様との行動の連携だけでなく心の連携も大切にしながら、昭和中学校の教育をさらに推進してまいります。今後ともご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
大阪市立昭和中学校 第21代校長 浅田 和義