令和7年4月1日付で着任いたしました 川口 順平 です。どうぞよろしくお願い申しあげます。
本校は昭和22年4月1日、東淀川第3中学校として創立され、昭和24年5月1日、大阪市立三国中学校と改称されました。
創立当初は、第二次世界大戦後の混乱期で、衣食住あらゆる物のない日本国民の最も苦しい時代でありました。
本校も開校はしたものの校舎も運動場もなく、三国小学校の4教室を借用してのスタートという状況でした。
しかし、地元住民の方々の中学校建設という情熱と物心両面にわたるご支援のお陰で昭和24年7月4日に現在の地に
木造二階建て校舎を新築竣工し、校地を有するに至りました。
70余年の歴史と伝統の中で育てていただいた校風を受け継ぎながら、
私たち教職員は本校の開校にご尽力賜りました地域の皆様方をはじめ多くの先輩方の願いである
「自律」「協同」「敬愛」「奉仕」「真理追求」の校訓をしっかり胸に刻み、子どもたちが社会で活躍し、
貢献できる有意な人材として成長していけるよう一丸となって取り組んでまいります。
学校教育方針として『2つのきょういく』掲げます。
『2つのきょういく』とは
◯共に育み成長する教育【共育】
◯生徒の心に響く教育【響育】
に取り組むことで、笑顔があふれる学校を目指します。
「共育」 共に育み、共に成長する教育
生徒だけでなく、私たち教職員も共に学び合い、成長し続けることが大切です。
一方的に教えるのではなく、対話を大切にしながら、生徒とともに学び、高め合う姿勢を大切にしながら歩んでまいります。
「響育」 生徒の心に響く教育
生徒の心に響く指導とは、単なる知識の伝達ではなく、心を動かし、行動につながるような関わり方をすることです。
そのためには、私たち教職員が、生徒にとって「響く存在」である必要があります。
言葉、態度、そして日々の姿勢を通じて、生徒に良い影響を与えられるよう、互いに磨き合っていきます。
そして、この「共育」と「響育」の実践を通じて、『笑顔があふれる学校』 をつくっていきます。
生徒が安心して学び、仲間とともに成長できる学校。
私たち教職員にとっても、やりがいを感じられる学校を目指します。
今後とも保護者、地域の皆様方のご支援、ご協力を賜りますようお願い申しあげます。
大阪市立三国中学校長 川口順平