大阪市立茨田中学校

9/3 防災訓練(880万人訓練)

 6限に防災訓練(880万人訓練)をおこないました。
地震により大津波警報が発令された場合を想定して、全学年東館、中館の3階に避難する訓練をおこないました。
3年生はプレハブ校舎からの避難となりましたが、迅速な行動ができていました。
今日の避難経路、避難場所を覚えておくようにしましょう。

  校長講話(要約)
 8月8日に発表された、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」により、日本全体で巨大地震への備え、防災意識が高まっているように思います。内閣府によると、南海トラフ地震においては、M8〜9クラスの地震が今後30年以内に発生する確率は70%〜80%、40年以内であれば90%と言われています。今は人生100年時代と言われており、皆さんは今後70年〜80年生きていくわけですから、災害にあう可能性が高いという覚悟を持つ必要があると思います。そのために防災訓練、防災教育をおこなっています。
 さて、私たちがいるこの場所で地震が起きたらどのような被害が想定されているでしょうか。鶴見区の想定震度は、上町断層帯地震で震度6弱〜6強、南海トラフ巨大地震で震度6弱といわれています。また、水害ハザードマップによると南海トラフ巨大地震での津波による浸水被害は、鶴見区では3m以上の浸水は想定されていないようですが、最悪な状況を想定して、鉄筋の頑丈な建物の3階以上に避難するようにしなければなりません。
 このように地震などの災害のことを考えると不安にもなりますが、備えがあると、被害を最小限に抑えることが可能になります。災害に備えるとは、心と行動の両面が必要であるといわれています。地震はいつ起きるか予想できません。ですから、日ごろから「心」の備えが大切です。災害に遭遇してもパニックにならず、落ち着いて行動し、自分の命を守ることが必要です。
大きな地震が起きた時には、まず、自分(家族)の命を守る「自助」、次に、地域の人など身近にいる人同士でお互いに助け合う「共助」、そして、国や自治体による援助としての「公助」を心がけてください。特に、地震発生直後は「自助」、「共助」の防災活動が極めて重要になってきますので覚えておいてください。
 また、「行動」についての備えも重要です。備蓄品や食料、飲料水を用意しておいたり、大きな家具が転倒しないように固定したり、家族が離れている状況で災害にあった時のために、あつまる場所(避難所)を決めておいたりすることなどです。これ以外にも、地域などで防災訓練や防災に関する催しがあれば参加し、防災知識や防災行動力を高めておくことも大切なことです。
 今日の防災訓練(880万人訓練)を通して、地震災害に対しての「心」と「行動」の備えを考える機会にしてほしいと思います。


  



【学校生活・お知らせ】 2024-09-03 16:02 up!

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