7/12 一週間の終わりに(校長雑感)「不易流行」京都の祇園祭り、大阪の天神祭り…… 全国各地で夏祭りの季節を迎えています。 数年前の自粛の頃が嘘のようです。 時代の変化、人の変化、考え方の変化…… 子どもたちを取り巻く環境も急速に変化しています。 「不易流行」という言葉があります。 江戸時代の俳人、松尾芭蕉の言葉といわれ、「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たにならず」、「不易と流行のその基は一つなり」と彼は言っています。 教育活動や学校においても「不易と流行」はあります。 教育における不易とは、豊かな人間性や知徳体のバランスの取れた力の育成にほかなりません。 流行はICT教育の推進をはじめ英語教育・プログラミング教育・総合的読解力育成等、とても多岐にわたります。 教職員の働き方も、ワークライフバランスを重視したものに変化しています。 文部科学省中央教育審議会答申では、不易とは「どんなに社会が変化しようとも時代を超えて変わらない価値のあるもの」、流行とは「社会の変化に関心を持ち、時代の変化とともに変えていく必要があるもの」と示されています。 学校依存型社会の見直し、組織や業務のスリム化等も必要です。 「不易」を大切に、そして「流行」も大切に、子どもたちも教職員も元気な学校であるために何ができるかを考える一日一日です。 (今も昔も変わらず、子どもたちの笑顔は学校や教員にとって最高の喜びです。写真は4年生の給食風景です。) |
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