6年生
今日は、「特別の教科 道徳」を学習しました。
「道徳」は、日本で昔から大切にされていきました。 さて、道徳とは、何でしょうか。かんたんに言えば・・・ 「自分がよりよく生きるには、どのように生きていけばよいのかを、自分自身を見つめ自分で考える」 ということです。 学校教育においては、「全ての瞬間」に道徳教育を行います。 算数科の授業中にも、給食時間中にも、掃除時間中にも、休み時間にも… 子どもたちは、道徳の学習をしているのです。 「全ての瞬間は、人が生きている瞬間」なのですから、学校教育全体で道徳教育を行うのは至極当然のことです。 このように、学校教育全体、すべての瞬間で行っている道徳教育ですが、近年、いじめ問題等「子どもの生き方」についての課題等がクローズアップされました。 これまで「学校教育全体」で行ってきた道徳教育ですが、「焦点化して行う必要があるのではないか。」と・・・。 この課題を解決する方策とし、道徳が教科化されました。 そう、「特別の教科 道徳」です。 「特別の教科 道徳」では、学習指導要領に挙げられた「内容価値」について、考え議論します。 「内容価値」とは、思いやり、感謝、礼儀、相互理解…等、日本で古来より大切にしてきた価値観のことです。 価値観というものは、人によって「〜だ!!」と決めつけられるものではありません。 一人一人が自分で探求するものです。 「思いやり」ってどういうことだろう…「礼儀」って何だろう… 探求し自分なりの価値観を得、「自分にとって最良の人生」を生きていくのです。 「特別の教科 道徳」の評価が、数値により評価する他教科と異なり「記述式」なのはこのためです。子ども一人一人の道徳的な学びを数値で評価することは、そもそも無理なのですから。 「特別の」と枕詞がつくのは、こういった点で他教科と性格が異なるからです。 本日は、「節度・節制」について考え議論した6年生。 価値観についての洞察は深まりましたか? 「生き方」それは、大人も子どもも一生に渡り探求し続ける、永遠のテーマです。 |
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