図書室だより 〜本の紹介〜 (8/7)『ドームがたり』アーサー・ビナード作/スズキコージ 画(玉川大学出版部) どちらの絵本も文章を書いているのは、アメリカで生まれ育ったアーサー・ビナードさん。アメリカの学校で教わった atomic bomb (原子爆弾)は、アーサーさんにとっては、自分とは関係ない遠い国のできごとでした。 アーサーさんは、日本語を学ぶため来日した後、広島をおとずれました。そこで出会ったのは、atomic bomb ではなく「ピカドン」だったのです。アーサーさんは遠い国のできごとではなく、自分に直接つながるできごととして「ピカドン」について考えはじめ、この2冊の絵本ができあがりました。 アーサーさんは「ピカドン」のことをどう考え、何を伝えたいのでしょうか。みなさんもこの絵本を読んで考えてみてください。 |