全校集会講話
今日8月6日は、広島に原爆が投下された日です。この広島・長崎に原爆が投下された第二次世界大戦では、300万人を超える人たちが亡くなられました。戦争は「世界最大の人権侵害である」と言われています。戦争ほど命が軽く捉えられることはありませんし、この亡くなられた方々の尊い命と引き換えに、今の日本の平和があると私は思っています。
自らも被爆された詩人の峠三吉さんの詩碑が広島の平和記念公園にあります。この詩碑に刻まれた言葉は、峠さんが書かれた「原爆詩集」という詩集の一番初めのページに書かれた言葉です。その言葉を紹介します。 ちちをかえせ ははをかえせ としよりをかえせ こどもをかえせ わたしをかえせ わたしにつながる にんげんをかえせ にんげんの にんげんのよのあるかぎり くずれぬへいわを へいわをかえせ 私たちは、普通の生活ができていることに本当に感謝し、二度と戦争を起こしてはなりません。3年生の皆さんは、9月の修学旅行で広島に行きます。平和の有り難さや命の尊さを学ぶとともに、私たちにできることは何かをしっかりと考えてほしいと思います。 この詩の最後の『へいわをかえせ』という言葉は、大変重い言葉です。私たちは、この詩の言葉とともに、平和の大切さをしっかりと考えていかなければならないと思います。また、相手を思いやり友達を大切にすることが、平和な世界づくりへと繋がると思います。自分の命も他人の命も大切にできる人になってほしい、そう願い、今日の話を終わります。 |
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