全校集会講話
今日は、女子水泳選手の池江璃花子選手についてお話したいと思います。
池江選手は、日本記録を持つ、日本の水泳選手の中でトップの選手ですが、東京オリンピックでの活躍が期待されていた最中、突然、白血病という重い病気を発症されます。2年前の2月のことです。その後、10か月にわたる入院闘病生活を経て、退院し、少しずつ水泳の練習を始めていきます。 そして、想像を絶する努力をされたことと思いますが、その努力の結果、今年4月に行われた大会で優勝し、リレーメンバーとしてのオリンピック代表に内定されました。代表内定を決めたレース後の池江選手の言葉を紹介します。 『自分が勝てるのは、ずっと先のことだと思っていた。自分がすごく つらくてしんどくても、努力は必ず報われるんだなと思いました』 また、池江選手は、今回の病気になったことについて、次のように仰っています。 『人間って当たり前のことを当たり前にやるけど、それが当たり前 じゃなくなった時に、もう一度それができるようになった時にすごく 幸せを感じるんだなって思って』 池江選手は、私たちに「どんなことがあっても、あきらめないこと」や「当たり前のことができることに感謝すること」の大切さを改めて教えてくれたと思います。 池江選手のオリンピックでの活躍を願わずにはおれませんし、皆さんには、今自分が何をするべきかをよく考えて、努力を惜しまず頑張ってほしいと思います。 |
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