本日の献立/11月17日(火)・はくさいの甘酢あえ ・のりのつくだ煮 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 750kcal、たんぱく質 30.6g、脂質 15.9g ☆佃煮(つくだに)☆ 佃煮は、日本の代表的な保存食品で、おもに小型の魚介類、海藻類を原材料として、砂糖、みりん、しょうゆなどを加えて煮詰めたものです。原料に含まれる水分と調味液が入れ替わることで、細菌などの繁殖が抑えられ、長期保存が可能になります。東京の佃島が有名であるため、その土地のものと思われがちですが、もともとは大阪の佃村(現在の大阪市西淀川区佃)が発祥の地とされています。 天正10年、「本能寺の変」を知った徳川家康は、大阪にいましたが、危険をさけるために、岡崎(現在の愛知県岡崎市)へ戻ろうとしました。その際、帰るまでの道中食として保存のきく、小魚を味つけして煮詰めたものを佃村の漁師たちからもらいうけました。その後、家康は天下を治めましたが、佃村の漁師たちへの信頼は言うまでもなく、漁師たちを御肴役(おさかなやく)として呼び寄せ、三代将軍家光の時、漁師たちに現在の佃島を生活の地として与えました。そして、ここでつくった佃煮が全国各地へとひろまりました。もし、本能寺の変がなかったら、今のように有名になっていなかったかもしれません。 今日の給食では、しいたけ、きざみのりをしょうゆ、みりん、砂糖、だし汁で煮詰めて、手づくりで「のりの佃煮」を調理しています。 本日の献立/11月16日(月)・ほうれん草のグラタン ・白桃(缶) ・コッペパン、マーマレード、牛乳 栄養価 エネルギー 849kcal、たんぱく質 35.4g、脂質 24.7g ☆ベーコン☆ ベーコンはハムとともに豚肉の保存方法として開発されたもので、塩漬けにした豚肉を燻煙したものです。その歴史は古く、紀元前にまでさかのぼります。一説によると紀元前数世紀の海賊が長い航海のための保存食として、塩漬けの肉を火であぶったものを貯蔵していました。ところがある日、肉をあぶるための薪が湿っていて煙でいぶされたようになったところ、味も良く長期の保存もできることがわかったということです。ベーコンの名は、16世紀の末ごろスペインの無敵艦隊を破ったイギリスが、世界進出に向かうため、船舶用の食糧として、哲学者のフランシス・ベーコン(1561〜1626年)が大量の塩漬け豚肉の燻製をつくらせたことが由来になったといわれます。 日本では、1872(明治5)年、長崎の片岡伊右衛門という人が、アメリカ人から加工技術を学び、製造したという記録があり、また、1874(明治7)年にイギリス人のウィリアム・カーチスが、神奈川県鎌倉郡でハムやベーコンなどの製造販売を始めたそうです。 今日の給食では、「ほうれん草のグラタン」に使用しています。 本日の献立/11月13日(金)・トック ・牛乳 栄養価 エネルギー 802kcal、たんぱく質 30.8g、脂質 18.4g ☆学校給食献立コンクール優秀賞作品☆ 今日の献立は、昨年度の学校給食献立コンクールの優秀賞献立で、新生野中学校から出品された献立です。 本日の献立/11月12日(木)・きゅうりのバジル風味サラダ ・スープ ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 728kcal、たんぱく質 29.2g、脂質 24.9g ☆オムレツ☆ オムレツは、溶いた卵を塩、こしょうなどで味つけし、バターや油をひいたフライパンで焼いた料理で、フランス語では「omelette(オムレット)」と呼ばれます。短時間で作ることができるので、世界中で親しまれ、朝食メニューとしてもよく使われています。 一般的には、フライパンでバターを熱し、溶いた卵を注いで、撹拌し少し固まってきたら形を整えます。 具を何も入れずに卵だけで焼いたプレーンオムレツのほか、中にハムやチーズ、挽肉、野菜など様々な具を入れたもの、ケチャップやデミグラスソース、ホワイトソースなどのソースをかけたものなど、多くのバリエーションが楽しまれています。また、これにケチャップライスを入れたオムライス、焼きそばを入れたオムそばなど日本でもいろいろと考案されています。 日本では、卵焼きとは別の料理として考えられていますが、欧米では、とき卵を過熱して固めた料理全般をオムレツと呼ぶため、卵焼きや中華料理のかに玉なども、オムレツとしてみなされるようです。 今日の給食では、バターをひいたバットに、塩、こしょうで味つけした液卵、ツナ、ゆでたじゃがいもを加えて、スチームコンベクションオーブンで蒸し焼きにしています。これにケチャップを添えています。 本日の献立/11月11日(水)・つみれ汁 ・かぼちゃういろう ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 764kcal、たんぱく質 28.0g、脂質 16.0g ☆ういろう(外郎)☆ ういろうの発祥には多くの説がありますが、その一つとして中国が明の時代に日本の博多あたりに移り住んだ陳外郎というが持ち込んだといわれています。薬として扱われていたようで、胃腸の弱い人や病後、成長期の子ども、産前産後などの栄養補給のための菓子として用いられていたそうです。現在では全国各地で和菓子としてつくられており、神奈川(小田原)、愛知(名古屋)、三重、京都、山口などが有名で、多くは米粉を使用しますが、小麦粉やわらび粉を使用しているものもあります。 今日の給食では、かぼちゃのペーストに上新粉、砂糖、水を混ぜ合わせ、スチームコンベクションオーブンで蒸して、手作りのういろうとして提供しています。 |