大阪府立咲くやこの花中学校のホームページをご覧ください。

第5回校内研究授業が行われました   ―3年生・国語―

本校では、本年度「アクティブラーニング(能動的な学習)」の視点を取り入れた授業改善に取り組んでいます。校内研究授業でも、能動的で協同的な学習の場面を取り入れ、生徒の考える力や表現する力を高めていきたいと考えています。

本日(3日)の6時間目、3年A組で第5回目の校内研究授業(塚脇教諭)が行われました。教科は国語です。今日の授業は、小説「蝉の声」(浅田次郎)を教材に、他者との交流を通して読みを深めることを目的とした内容です。
最初は仲間の「初読の感想」を読みあう学習活動です。クラスメイトが記述した感想文の「共感したところ」と「注目したいところ」に着目してじっくりと精読し、お互いの読みの視点に学び合いました。
次に小説全体の構造を俯瞰する学習活動です。「山場の最高潮(クライマックス)」がどこにあるかを読み取り、作品の主題について考えます。4人の班ごとに相談しながら、ホワイトボードに「クライマックス」の文章を書き記していきます。次に、班ごとに、「なぜ、その場面がクライマックスだと考えたのか?」ということについて根拠を示しながら発表し、自分たちの班との共通点や相違点を探り、さらに班で話し合いを続けました。
授業の進行とともに、一人ひとりの読みが広がり、深まっていくのを感じました。協同することを通して、深い読みが実現し、さまざまな観点や立場から小説の世界を味わうことができてきたようです。一人ひとりの読みの深さが共鳴し合う、心地良い授業でした。


画像1 画像1 画像2 画像2 画像3 画像3
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31