平成30年度修了式
この1年間、校内では給食室の工事などがあり、なんだか落ち着かない状況でしたが、みんな、学習に、行事に、部活動にとよく頑張りました。
今日、それぞれの学年の課程を終え、1つずつ進級することになります。 先日、卒業式がありましたが、3年生の先輩も立派に卒業していきました。心がほっこり温まるすばらしい卒業式でした。 しかしこの1年間を振り返って気がかりなこともあります。 摂陽中学校に赴任して4年間、言い続けてきましたが、、 30年度春には、「心は見えないけれど心遣いは見える。思いは見えないけれど思いやりは見える。」という言葉を紹介し話ました。 人として何が大事か、何を一番大切にしないといけないかということを言い続けてきたつもりです。でも、悲しい思いをした人が近くにいなかったでしょうか。 テストで100点取れたらうれしいです。試合で勝てたらうれしいです。もちろんそういったことも素敵なことですが、 でも人として大事にしないといけないことが欠けていては台無しです。 自分に誇りが持てないようなことはダメです。 授業などで自分の思いだけで勝手な発言をしたり、迷惑をかけたりしなかったでしょうか。 SNSなどで意地悪な書き込みや悪口を広めたりしなかったでしょうか。 人につらい思いや悲しい思いをさせていたことに気づいていますか。 誰しも失敗はあります。だめな時は先生も保護者の方も叱ります。厳しく注意することもあります。素直に耳を傾けることができたでしょうか。 社会に出てしまったら、誰も注意なんかしてくれませんよ。 みんなの前には未来につながるいろんな道が開けています。その道を自分の手でつぶしてしまうようなことはしてほしくないし、仲間の道までつぶしてしまうこともしてほしくありません。 自分も周りも大切にできないこと、 人の悪口を言ったり、いじわるをしたり、いじめたりすることは、命にかかわることです。 これから進級して一つ先輩になる皆さんには、新しいクラス、新しい仲間と、互いを尊重し協力し頑張ってもらいたいです。 そして1年後、2年後には、いろんな道から自分の最善の道を選択し卒業していってほしいと思います。 最後に、卒業式でも紹介した、これからも皆さんに大切にしてほしいことを、校長室便りに掲載していますので心に刻んでくださいね。 これまでの先輩が作り上げてきた「摂陽魂」をもって、人としてさらに成長していってくれることを楽しみにしています。 春休み中、交通事故や事件に巻き込まれることないよう、安全にも十分注意してください。 |