4月10日校長先生から

みなさん、おはようございます。校長の銭本です。
私は、明石から通勤していますが、お客さんもめっきり少なくなっています。
すでに、知っていると思いますが、12日の日曜日から教科書、宿題のプリントなどを渡します。そして、みなさんの担任の先生もわかるようにしています。感染予防の為に、みなさんのお家の人に取りに来ていただくようにしています。みなさんも「一度学校に行きたいなあ」と思っているかもしれませんが、しんぼうしてください。

今年からはじまる新しい学習を紹介したいと思います。それは、算数の「データの活用」です。「データの活用」はこれから大切になる学習です。この学習がなぜ大切なのか、一つのエピソードを紹介したいと思います。
ナイチンゲールという人を知っていますか。おそらく世界で一番有名な看護師さんでしょう。今から200年近く前、クリミヤ戦争が起こりました。そのとき身の危険をかえりみず、献身的な看護をしたことで有名な人です。でも、ナイチンゲールの本当のすばらしさはそれだけではありませんでした。
戦争で兵士がなくなるのはなぜか。こうたずねられたら、ほとんどの人は戦闘によって大けがをしてなくなると思うでしよう。ところが、ナイチンゲールは看護現場で真実を見ます。1855年1月戦闘で亡くなった兵士は83人、病院が不潔で感染症で亡くなった兵士は2761人。なんと戦闘で亡くなった兵士の30倍以上の兵士が感染症で亡くなっていました。この真実をナイチンゲールはデータやグラフにまとめ、祖国であるイギリスにもどって報告しました。この報告によって、それまでは不衛生だった病院を衛星管理のいきとどいた病院に変えた人がナイチンゲールです。病院の衛生管理など全然関心のなかった多くの人が、ナイチンゲールの提出したデータを見て、考えを変えました。だからナイチンゲールは「近代看護教育の母」といわれています。
これからみなさんが学習する「データ」には人々を納得させたり、説得したりする大きな力があります。それだけに「データ」が間違えていたり、わざとすりかえられたりすると大変なことになります。だから「データの活用」という新しい学習を学ぶようになりました。1年生から6年生までの算数の教科書に「データの活用」のページがあります。さがしてみてください。

むすびに一つうれしいことを書きます。1年生の「本田っ子」から「しゅくだい いつでも がんばねるね」と記されたはがきをいただきました。家でひらがなをならったのでしょう。こころのこもった習いたてのひらがなのはがきは、学校に「やさしい風」を吹かせました。
保護者のみなさまからもホームページの感想をいただきました。ありがとうございます。
新型コロナウィルスの感染拡大予防には、このような「やさしさのつながり」が大切なのかもしれません。やさしさにつつまれた本田小学校をみなさんといっしよにつくっていきたいと思います。

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