4月21日(火)校長室より

 みなさん、おはようございます。校長の銭本です。
 昨日のリスクヘッジの話、難しかったと思います。全部わからなくても、わかるところだけわかるという態度はとても大切です。わからないことをペンディング(宙ぶらりんな状態にしておく)することはみなさんが大人になっていく上で、必要になるからです。ひょっとすると大人になるといろいろなことがわかり、わからないことが少なくなると思っている人がいるかもしれません。実は年齢を重ね、様々な経験をするほどわからないことは増えてきます。そんな時、全部わかろうと無理やり考えるのではなくて、ペンディングしておくと、何かの拍子に、「あれ、あれはこういうことなのかもしれない」と理解できることがあります。
 さて、今、私たちが一番わからなくて、困っていること。それは新型コロナウィルスのことですね。
 いつ感染拡大が収まるのか。このウィルスに効き目のある薬は?ワクチンはいつできるのか?このようにわからないことだらけです。
 昨日、みなさんへのお話を書いていてふと思いました。みなさんの両親、おじいちゃん、おばあちゃん、私たち教職員も含めて、世界中の大人が経験したことのない新型コロナウィルス感染拡大という危機を、みなさんは子どもでありながら経験している。本当にみなさんよく頑張っているなあと思います。
 今から102年前にも、新型コロナウィルスとは異なる種類のウィルスですが「スペイン風邪」が大流行しました。日本では38万人もの人がなくなる大流行でした。当時の小学生もとてつもない苦労をしたはずだといろいろ資料を探したのですが見つかりませんでした。例えば家でできる遊び、学習、体力づくり、免疫力を高める食事など、今、みなさんが感染防止のために家でしていることを日記として記録に残しておくと、100年後にもし、同じような感染拡大が起こったときに役に立つかもしれません。
 今はまだこの世に存在しない100年後の後輩の為に、日記をつけませんか。

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