競争と協力その後、校長先生から、「協力する大切さ」の話がありました。 人間は、本来戦うことは得意ではない。鋭い牙や爪、空を飛ぶ翼もない。ヨーロッパの古い洞窟にあった、壁画にはこんな物語が描かれていました。 男は狩に行って獲物をとり、女、子どもは、村を守り、男の獲ってきた獲物は、平等に分け与え、皆が安全に平和に暮らしていた。そんなある日、ある男が「これは俺が獲った獲物だから、俺だけが食べる。もう、皆には分け与えない!」と言って村を出て行ってしまった。そして、だんだんこの男の考え方が広まり、気が付くと大半の男は、みな出て行った。村の中は、だんだん寂れていき、笑いも絶え人口も減った。やがて、この村を支配する人が出てきて、身分の差がでてきた。女も子どもに、「獲物を独占したり、人と協力するのではなく、競争して生き延びなさい。」と教えるようになった。 以上が、その洞窟の壁画には描いてあったそうですが、競争だけではなく、協力しながら競争をしていく、競争しながら協力していくような暮らし方が良いのではとまとめられました。中学生の皆さんは、競争と協力、よく似た響きの言葉ですが、どのように受け止めていますか? |
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