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作品展はつながるための『ツール』の一つ 〜4年生〜

11月7日(水)

 気球の中の風船を抜いていっています。
 ほとんどの気球は飛びそうなくらい大成功しています。でも、乾き具合や厚みなどで崩れてしまっているのも何個かありました。
 悔しかったと思います。
 デザインして、自分が気に入る色を選んで、バルーンに貼って、乾くのを待って…
 長い時間を使ったから余計に悔しかったと思います。

 でも、そんなことには負けません。

 「もう一回やる!」
 バルーンづくりの2回目です。
 その人たちの顔を見て、できていた人もお手伝い。前回作品を作った時よりも段取りも良く作ることができました。
 
 これが先週の木曜日の話です。

 昨日…

 「先生、もう一回作りたい。私のバルーン、上のほうに穴があいているんです」
 確かに、穴が開いています。でも、気球には見える作品です。すると、前回、バルーンが壊れていた友だちもやってきました。
 「先生、まだ、時間ある?」
 私は考えました。
 (作るやろ、乾かすやろ、糸を通すやろ…もしまた失敗したら時間かかるやろ…)
 「う〜〜〜ん。時間がなぁ…」
 出た言葉は(無理なんじゃないかな?)でした。
 
 ところがその、友だちから
 「大丈夫。私が手伝うから。ねっ!明日からやろ!」

 心がとても動きました。
 自分の作品がつぶれて、「悲しい」、「悔しい」と思ったときに周りのみんなに支えてもらいました。
 次に作った作品で、どうすればきれいに、強くできるのかわかりました。それが自信にもつながっています。

 友だちの作品を手伝う4年生。
 「ここに貼るん?次、何色がいる?」
 「こんな模様を何個か作っとこうか?」
 本当に『手伝い』です。
 自分がされてうれしかったことが、つながっています。
 
 4年生のたった一つのやくそく
「自分がされて嫌なことは人にしない 言わない」
が進化しています
【自分がされてうれしいことは人にする 言う】
です。

 休み時間だけで作品作りをする4年生。
 片づけの段取りもできてきました。

 改めて作品展は【学びのツール】だと思った一日でした。
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文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
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