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平成26(2014)年度 修了式

今日は本年度最終学習日です。
子どもたちは3学期の通知表と修了証を持ち帰ります。

修了式の校長講話です。
さて、今日は「イソップ物語」のひとつをお話しします。
『アフリカの草原を一匹のライオンがえものをさがしていました。するとライオンは深さが3メートルもある穴に誤って落ちてしまいました。「助けてくれー」と叫び続けましたが、だれにも聞こえません。
2日目の朝、たまたま一人の旅人が通りがかりました。旅人はライオンがかわいそうになり助けてやることにしました。周りのつたを集めて長いつるを作り、穴におろしました。「これにつかまって」よいしょ、よいしょと引き上げました。
ライオンはやっとのことで助け出されました。助かると急におなかがすいてきました。2日も穴の中にいたので腹ペコでした。目の前においしそうな旅人がいます。「食べたい」と迫ってきました。
旅人は「それはないでしょ。助けてあげたのに」と言いましたが、ライオンはおなかがすいてどうにもなりません。そこでどちらが正しいか他のものに聞いて、それに従うことを約束しました。
初めに牛がやってきました。
牛はこれまで人間にステーキにされたり、牛乳をとられたりしているので人間を憎んでいます。だから、「ライオンさんが正しい。」と言いました。
次にウサギが通りかかりました。
ウサギは旅人が正しいと言うと自分が食べられることを知っていいたので、「ライオンさんが正しい」と答えただけで行ってしまいました。ライオンは旅人に襲いかかろうとしましたが、「あと1回だけチャンスをください。それでもあなたが正しいと言われたら、私は食べられましょう。」と旅人は言いました。
キツネが来ました。キツネに聞きました。
キツネは腕組みをしながら考えていましたが、「どういうことなのか、初めから説明してください。ライオンさんはどこに落ちたのですか。旅人さんはどういうふうに助けたのですか」と言って助ける前の状態にするように頼みました。ライオンは穴の中に入り、旅人はつるをつくるところから始めました。それを見届けてキツネはどこかへ行ってしまいました。旅人はつるを下すのをやめました。穴の中からまたライオンの「助けてくれ」の声が聞こえてきました。』
   
世の中にはいろいろな考えの人がいます。また悪いことをする人もいます。事件に巻き込まれないように知恵を持って自分を守りましょう。悪い誘惑には勇気を出してきっぱりと断りましょう。


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