今週の校長講話
残念ながら、今日は朝から雨が降っています。おそらく1日運動場は使えないでしょう。こういう日は教室で読書、本を読むことをお勧めします。
さて、今日は動物のお話をします。みなさんは「冬眠」ということばを知っていますか。 野生の動物の中には、秋に木の実をいっぱい食べて体にしっかり栄養をつけておき、寒い冬の間、土の中にもぐってほとんど食事を摂らずにひと冬を過ごしますものがいます。これを冬眠と言います。クマとかが有名ですが、動物園のクマは冬眠しません。その必要がないのです。冬も飼育係りの人はきちんとえさを与えてくれるからです。人間は冬眠するのでしょうか。そんな人いませんよと思うでしょ。でも、実はいたんです。 数年前、北欧のスウェーデンというとても寒い国で雪に埋もれた車の中に閉じ込められ、寝袋にくるまっていた男の人が約2か月ぶりに助け出されたというニュースがありました。その間、男の人は雪以外何も口にしていなかったそうです。雪に栄養はありません。水分だけです。人間は水だけだと2週間ほどしか生きていけません。この男性は体温が31度まで下がって、野生動物とおなじ低体温の冬眠状態となり、体力の消耗を防いでいたのではないかと考えられているそうです。 校長先生は、このニュースを知って、人間にはまだまだ信じられない能力がそなわっているんだなぁと感心しました。 明日から、大阪もとても寒くなります。かぜをひかないよう、気温室温にあった服装で過ごすようにしましょう。 |