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校長室だより 6月号

    もうすぐ、運動会!
 新しい学年が始まって2か月。早いものでもう夏の訪れを感じる季節となりました。学校では、遠足や体力調べが終わり、6月4日(日)に行われる運動会に向けて、子ども達は一生懸命練習に取り組んでいます。応援団の練習にも熱が入ってきました。今年は、プール改修工事のために春の運動会になりますが、子ども達は、暑い中、本当によく頑張って練習しています。本番がとても楽しみです。
さて、今の子ども達は、ゲームなどをして一人で過ごす時間が増えていると言われます。一人の時間が多いと失われていく力もあります。学校では仲間と過ごす中で育っていく力も大切にしていきたいと考えています。    
子ども達にとって運動会の練習はとてもたいへんですが、それを通して、一人では身につけることのできない力を培っていけると思っています。
運動会当日には、子ども達の目標に向かってひたむきに努力する姿、勝負にかける純粋な姿をお見せすることができると思います。最後まで子どもたちへ大きな声援と拍手をお願いいたします。

    「ナイル川を渡るアリ」に学ぶ大切なこと!!
エジプトにナイル川という大きな川があります。長さは、約6700km。川幅は、狭いところで500m、広いところでは50〜60kmもあると言われています。この川を集団で渡るアリがいるそうです。それは、長い日照りが続き、大地が乾ききって食べる物がなくなったある夏のこと。アフリカの大地を吹き抜ける風からわずかに食べ物のにおいを嗅ぎ取り、アリの大群はその方向に向かって大移動を開始します。においをたどって川の岸に着いたアリたちは、食べ物のにおいがナイル川の向こう岸からやってきていることを知ります。
どのようにしてアリはナイル川を渡るのでしょう?
まず、2匹のアリがからみ合います。その2匹を中心にして何匹ものアリがからみ合い、3000匹以上のアリの大群がからみ合い、サッカーボールほどの大きな固まりになって、ナイル川に浮かんで流れていくのだそうです。その時、3分の1は水面から出ていますが、残りは水の中です。このままでは残りの3分の2、つまり2000匹以上は死んでしまいます。そこで流されていく途中で、水面上のアリは次第に水中に入り、そのかわり水中にいたアリが水面に浮かび上がります。しばらくの間は水の中にいても大丈夫ですから、このように交代しながらもぐったり、水面上に浮かんで息をしたりします。 このようにして3000匹以上のアリたちは、あの大きな川を、ほとんど犠牲を出すことなく移動してしまうそうです。
もしも、このアリたちの中に自分だけ楽をしようとして、いつも水面上に出ようとするなら、2000匹以上のアリは死に、ついには全滅してしまうことでしょう。少しの我慢をみんなで分かち合い、目標に向かって、進んでいくことの大切さを学ぶ手本がここにあるような気がします。
真剣にまじめに頑張る一人一人が集まると大きな力が生まれます。今年も子どものもつ熱いエネルギーを集結させ、一人じゃできないことをみんなで成し遂げる運動会にしたいと考えています。 保護者、地域の皆様方々の多数のご来校を心からお待ちしております。

                 校長 安 藤  直

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