7月号
夏まっさかりとなりました!
梅雨明けが待ち遠しい頃となりました。曇り空の合間にのぞく太陽はまぶしく、本格的な夏の到来を予感させます。毎日、プールからは子ども達の元気な歓声が聞こえてきます。先月、行いました「育和フェスティバル」には保護者の皆様をはじめ、地域の皆様方にも多数ご参加いただき、ありがとうございました。これからもさまざまな取り組みを工夫してまいりたいと思いますので、今後とも本校の教育活動の推進にご理解ご協力をいただきますようお願い申し上げます。 「やわらかいこころ」と「和顔愛語(わげんあいご・わがんあいご) 最近、テレビやラジオで、「やわらかいこころをもちましょう」というACジャパンのCMが流れているのをご存じでしょうか。あの有名な相田みつをさんの詩を引用して、公共の場において、些細なトラブルをなくし、おおらかな気持ちでいることの大切さをうったえています。 「セトモノとセトモノと ぶつかりっこするとすぐこわれちゃう どっちかやわらかければだいじょうぶ やわらかいこころをもちましょう そういうわたしはいつもセトモノ」 『街の機嫌はこわれやすいものだから。おおらかな気持ちでいることも、りっぱな公共心です。』というなるほどと思わせる内容です。世の中の人がみんなこうならけんかや争いごともなくなるのではないかと思います。 さて、このCMを見ていて人間関係をよくする上でもう一つ、「和顔愛語」もとても大事だと思います。「和顔」とは、「和やかな顔、笑顔のこと」で、「愛語」とは、「優しい言葉」という意味です。辛いときや嫌なことがあったとき、愚痴をこぼしたくなるとき、そんなときこそ、まず自分から笑顔と優しい言葉で周りの人に接する姿勢、それが「和顔愛語」です。先月行われた「育和フェスティバル」では、上級生が、低学年の子を本当に気遣いながら世話をしてくれているのを見て、とても感心しました。目の前でフェスティバルを楽しむ本校の子ども達は、実に上手に「和顔愛語」を実践していました。大人は心がけなければできませんが、子どもは実に自然体で、ありのままに自分より年下の子を気遣い振舞うことのできる素晴らしい力を持っているものだ、と改めて思いました。これからも日常的に育和小学校の子ども達全員が「やわらかいこころ」もって「和顔愛語」を進んで実践できる子でなってほしいと願っています。 校長 安 藤 直 |