10月号
輝け! 汗と笑顔で打ち勝て運動会!
平素は、本校の教育に対して、ご理解・ご支援いただき、心から感謝申し上げます。記録的な猛暑の中での2学期のスタートでしたが、ようやく朝夕に秋の訪れを感じるようになりました。 学校では、10月2日(日)の運動会に向けて、子ども達は、「輝け! 汗と笑顔で打ち勝て運動会!」をスローガンに全力で練習に取り組んでいます。運動会当日には、子ども達の目標に向かってひたむきに努力する姿、勝負にかける純粋な姿をお見せすることができると思います。最後まで子どもたちへ大きな声援と拍手をお願いいたします。保護者、地域の皆様方々の多数のご来場をお待ちしております。 マナーを守って楽しい運動会に! 少し変なお話ですが、最近、学校の運動会などで子どもの態度ではなく「親のマナーが悪い!」という苦情が増えているそうです。それを学校に対して言ってくることがあるそうです、そういった親のマナー違反が親同士のトラブルや子供のトラブルなどに発展するケースも多く、裁判沙汰になっているところもあります。育和小学校の話ではないですが、我が子のためと親や親戚が張り切るあまりに、昨今の小学校の運動会事情は楽しく子どもの姿を応援するだけではないのが実情のです。今、いろいろな場面で大人のマナーが問われています。子ども達が頑張る運動会ですが、子どもたちも大人を見ています。子ども達も大人も気持ちのよい一日をすごせるよう、今年もご協力いただきますようよろしくお願いします。 「子どもは、親の鏡」という話 小さい子どもを連れた母親が、道路で水道工事をしている人たちのそばを通っている時のお話です。はじめの母親は、「おじさんたちが、こうして働いてくださるおかげで、私たちは、おいしいお水が飲めるのよ。ありがとうと言って通りましょうね。」と言いました。 同じ所をこれまた小さい子どもを連れた別の母親が通りかかりました。「あなたも勉強しないと、こういうお仕事をしないといけなくなるのよ。」と言いました。価値観というものは、このようにして、親から子どもに伝えられることがあるのです。最初の母親は、人間は、お互いに支え合って生きることと、労働への感謝の念を子どもの心に植えつけたのに対し、二番目の母親は、職業に対する偏見と、人間を学歴などで差別する発言を植えつけたのではないでしょうか。 「三つ子の魂 百まで」と言われます。親や教師の行動は知らない間に子どもへのメッセージとして伝わり、知らず知らずのうちに子どもの「価値観」として定着していきます。ですから、学校では指導者の考えや言動が重要だと考えています。それは、小さければ小さいほど子どもへ伝わります。一日の多くの時間に接していることを自覚し、最後まで丁寧な指導が大切だと思っています。 校長 安 藤 直 |