☆★☆育もう子どもの笑顔と地域の和・・・育和小学校☆★☆

7月号

    1学期のまとめの時期になりました!
 早いもので、1学期がスタートして、3ヶ月が過ぎました。学校では今年完成したプールから子どもたちの元気な声が聞こえてきます。子どもたちは、暑さに負けず、友達と元気よく過ごしています。だんだん暑くなってきましたが、体調を整え、しっかりと1学期のまとめをしてほしいものです。
さて、学校では数年前から各教室・特別教室にエアコンを設置していますが、熱中症予防のため、水筒・汗ふきタオルやハンカチを忘れずに持たせていただきますようお願いいたします。
また、プール水泳におきましても、毎回の持ち物の準備や水泳カードでの日々の体調チェック等をよろしくお願いします。
先月、行いました「育和フェスティバル」には保護者の皆様をはじめ、地域の皆様方にも多数ご参加いただき、ありがとうございました。これからも本校の今後の取り組みにご理解・ご支援をいただきますようお願い申し上げます。

    文月(ふみづき)に想う 〜ポスト・オフィス・ベイのこころ〜
 ダーウィンの進化論で有名なガラパゴス島には、「ポスト・オフィス・ベイ」というおもしろい郵便局があるのをご存知でしょうか? 
実は、この「ポスト・オフィス・ベイ」というのは、郵便局とは名ばかりで、木の樽が置いてあるだけなのです。
かつてガラパゴス諸島は、重要な捕鯨船の物資補給場所でした。現代と違って当時は世界の海を巡るには長い年月がかかりましたから、定期的に食料や水の補給が必要だったのです。そんな訳で訪れた船乗り達が、故郷の家族や恋人へしたためた手紙をこの島に残して、次にやってくる船員に手紙を託したことが、この「ポスト。オフィス・ベイ」の始まりだったと言われています。今でも観光客がそれをまねてこの郵便ポストに手紙を残し、残した分だけ自国宛ての手紙を探して持ち帰り、帰国した際に切手を貼って送る習慣になっているといいます。いつ届くともわからない、何とも気の遠くなるほどの時間のかかる手紙を扱う郵便局ですが、何が古き良き時代のロマンを感じます。
さて、7月は、古くは文月(ふみづき)と呼ばれていました。7月の行事と言えば、七夕。今では短冊に願い事を書く習慣になっていますが、もともとは書道や和歌の上達を願う行事だったそうです。そこから「文披月(ふみひらきづき)」と呼ばれるようになり、それが「文月」に変化したといわれています。親が子どもの学力向上を願い、手習いをさせ、健全な成長を願う気持ちは、今も昔も同じです。電子メールもいいですが、たまには字の練習も兼ねて、はがきや封書で手紙を出してみるのもいいと思います。ファーストフードに対してスローフードが見直されています。スピーディーな電子メールに対して、相手のことを思いながら一文字一文字ゆっくり手紙を書き、切手を貼って郵送するスローメールも大切な文化だと思います。
学校では3年生ではがきなどの書き方を教えていますが、ご家庭でも夏休みなどにはがきや封書を出す機会をつくっていただけたらと思います。田舎のおじいちゃんやおばあちゃんに1学期にあった楽しかったことや嬉しかったことなど、自分の思いをはがきや手紙にしっかり書き綴ることのできる筆まめな「育和っ子」になってくれたらいいなあと思っています。
                               
    校長 安 藤  直

6月号

  もうすぐ「育和フェスティバル」!
 少しずつ日差しが強くなり、夏の訪れを感じる季節となりました。学校では、6月23日(土)に行う「育和フェスティバル」の準備を進めています。「育和フェスティバル」とは、子どもたちが各学級で考えた模擬店を出し、たてわり班でそのお店を巡るという児童会が中心となって行うイベントのことです。1年生の子どもたちにとっては、入学して初めて経験する大きな行事です。多少のトラブルがあるかも知れませんが、さまざまな経験を通して、集団で協力していくことの楽しさや難しさ、大切さについても学んでほしいと考えています。「育和フェスティバル」には、保護者・地域の皆様も参加できますので、どうぞご来校くださいますよう、お願い申し上げます。

  「虹色のチョーク」から学ぶ!人間の究極の四つの幸せとは?
 少し前に話題になった「虹色のチョーク」という本をご存知でしょうか?わたしたち教師の商売道具ともいうべきチョークの生産において国内最大のシェアを誇る、日本理化学工業という会社の取り組みを小松成美さんがまとめたノンフィクションです。日本理化学工業は、日本全国6000社の企業の中からたった5社だけ選ばれて「日本で一番大切にしたい会社」という本に紹介され有名になった会社です。その後、テレビ番組(世界一受けたい授業)でも取り上げられたのでご存知の方は多いと思います。
なぜ日本理科学工業が、このように注目を集めたのかと言えば、全従業員の7 割が障がいのある人だからです。その人たち全員が生産ラインを担って、責任を果たしているという点です。ひとり一人の社員が、並外れた集中力と誠実な仕事ぶりで着実に業績を挙げ、チョークを製造するメーカーで今や国内の50%のシェアを占めるまでに成長した会社なのです。
しかし、会社が成長する過程において、さまざまな課題や困難、葛藤もあったようです。経営者としてぶれない信念があった先代社長、そして、そのあとを引き継いだ現社長が、障がいのある社員を信頼し、責任ある仕事を任せ続けたことで、社員たちもその期待に応える仕事をしたため、着実に成長を遂げたというのですが・・・・。
先代社長は、一時期「このまま障がいのある人を雇い続けていていいのか。それは彼らに無理強いをしていることになっていないだろうか。」と自問自答し、悶々としていた時期があったそうです。しかし、その頃に出会ったある住職の法話の中に、解決につながるヒントを見つけたというのです。その法話の中に「人としての究極の四つの幸せ」というくだりがあり、それを会社経営の中に生かすことで迷いは消え去ったというのです。
その四つとは、1.人に愛されること 2.人に褒められること 3.人の役に立つこと 4.人から必要とされること、であるというのです。これで人は十分幸せに働けるというのです。
この究極の四つの幸せは、まさに教育、子育てにもあてはまるものではないでしょうか。簡単に言えば、『子どもを愛すること「あなたのこと、大好きやで。」、子どもを褒めること「よう、頑張ったなあ。」、子どもに自分が人の役に立っていると実感させること「ありがとう、助かったわ。」、子どもに人から必要とされているということを伝えること「あなたがいてくれな困るわ。おってくれて良かった。」』ということを伝えることです。最近の子ども達は、自己有用感・自己肯定感が低いと言われます。一人ひとりが唯一無二の存在であり、かけがえのない存在であるということを、これからも育和小学校の子どもたちに学校やおうちで伝え続けていくことがとても大切なことだと思っています。ちなみに日本理科学工業のチョークが育和小学校にもありました。そのチョークは、今日も各教室で活躍しています。
 
             校長 安 藤  直

5月号

    風薫る季節がやってきました!
新しい学年がスタートして1ヶ月が過ぎようとしています。1年生もそろそろ学校生活に慣れ、休み時間には元気に運動場をとびまわっています。4月27日(金)は、学習参観、学級懇談会、PTA決算総会を予定しています。多数ご参加いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
もうすぐ子ども達が楽しみにしているゴールデンウィークがやってきます。親子でお話をしたり、何か一緒にしたりして、親子の絆を深める機会にしてほしいと思います。
学校でも子どもの『心の居場所』ができるよう、これからも様々な取り組みをしていきたいと考えています。何かお子様のことで気になることがありましたら、これからも遠慮なくご相談をいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

    『当たり前』のことに感謝できる子に!
『ありがとう』の反対語は何かご存知でしょうか? 『ありがとう』『ありがたい』を漢字で書くと「有り難い」となります。つまり、「有ることが難しい」ことなので『ありがとう』の反対語は、『当たり前』だそうです。人は、『当たり前』だと思うと、感謝しなくなるからです。でも『ありがとう』の反対語は『大きなお世話』という説もあります。
さて、このところ九州北部の土砂災害をはじめ、新燃岳の噴火など、各地でさまざまな災害が起きています。ついさっきまで、一緒に笑ってご飯を食べていた家族や友達が亡くなってしまうこともあるかも知れません。息ができること、歩けること、ご飯が食べられること、布団で寝られること、家族がいること、それは『当たり前』ではありません。とても「有り難い」ことです。
しかし、わたし達は、日頃の生活の中で、その「有り難い」ことを特別なことと思わなくなってしまいます。わたし達のような大人がそうですから、最近の子ども達は、もっとそのことを感じることが難しいのではないでしょうか?
「3秒でハッピーになる名言セラピー」「子どもはみんな天才だ!」などの著者として知られる、ひすいこたろう氏は、世の中に人達みんなが楽しく生きるためには、いつもプラス思考で物事を考える習慣を身につけることが大切だと言っています。「分からないことが分かった。」「できなかったことが、できるようになった。」という小さな一つ一つのことを親子で共に喜び合い「有り難い」と思い、「今の幸せに気づくこと」が子育てには本当に重要なことだとも言っています。
江戸時代の儒学者の貝原益軒は、今から300年前に「子どもがかわいいと思うなら、三分のひもじさと三分の寒さを残しておけ。」と言いました。この教えは、その後、寺子屋でも大切な教えとして受け継がれていったそうです。お腹がすいた時に食べる食事は、とてもありがたく、より美味しく感じることができます。また、寒さを経験することにより、暖かなところにいることに感謝できるものです。
今の時代、何でも『当たり前』にあるのではないことを育和小学校の子ども達にも気づかせ、少しは厳しい体験をさせることも子ども達の成長にとってとても大切なことだと思っています。

    校長 安 藤  直

※育和小学校では、学校での出来事をホームページで紹介しています。大阪市のHP「にぎわいネット」からご覧になるか、大阪市立育和小学校で直接ご検索ください。携帯電話やスマートフォン等からも見ることができますので是非ご覧ください。

4月号

平成30年度のスタートです!
    〜学びがい・働きがい・応援しがいのある学校に〜
 校長として育和小学校で3年目を迎えることになりました。今年度も教職員とともに、子ども達のために、地域のために、誠心誠意努力してまいりたいと思いますので、ご支援、ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、先日の入学式で82名のかわいい新1年生を迎え、本日の着任式で新しい教職員を迎え、今日から平成30年度の教育活動がスタートしました。
2020年度から本格実施となる新学習指導要領を視野に入れ、大阪市教育振興基本計画に則った教育活動を推進していこうと考えています。
具体的は、一つ目に「子どもが安心して成長できる安全な社会(学校・家庭・地域)の実現」、二つ目として「心豊かに力強く生き抜き未来を切り拓くための学力・体力の向上」を中心とした教育活動を展開していくことになります。これまでの教育内容や取り組みを見直し、より子ども達の実態に合ったものになるよう創意工夫していきたいと考えています。
今年度は、その中でも特に道徳の教科化にともなう道徳ノートの活用、3年生から上の学年での45分間の外国語活動の導入、プログラミング学習の全校実施、ピア・サポート活動の有効活用、多様な体験活動の充実などに力を注いでいきたいと考えています。
今年度も「学びがい・働きがい・応援しがいのある学校をめざして」以下の教育理念をもって教職員一丸となって取り組む所存ですので、重ねてよろしくお願いいたします。

◎学校経営の基本理念
子どもたち一人一人が、「昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分」というように、自らを成長させることのできる学校にしていきたいと考えます。

1 子どもにとって《学びがいのある学校》に
 学校は子どもたちの健全育成のために存在しています。子ども自身がかけがえのない存在であることを自覚し、自尊感情や他者への思いやりをはぐくみながら、明日への夢が実を結ぶよう日々、磨き合う「学びがいのある学校」となるよう努力します。

2 教職員にとって《働きがいのある学校》に
教職員一人一人が教育のプロとしての責任と自覚をもち、自らも教師として、職員としてよりよく職務を果たそうとする姿勢が大変重要であると考えます。それぞれの立場、職責において「昨日よりも今日、よりよく仕事(授業)ができた」と職業人としての自己の成長を感じつつ、充実感を味わい、育和小の一員であることが誇れるような「働きがいのある学校」を目指します。

3 保護者・地域にとって《応援しがいのある学校》に
子ども達一人一人の人権尊重と社会貢献の精神をはぐくみ、基礎的・基本的な学力の向上を図って、その個性と想像力を伸ばし、広く国際社会でたくましく生きる力を身につけさせることは、私たち教職員の責務です。保護者や地域の皆様の力をお借りし、多くの大人の力を組織的に結集して、子どもたち一人一人を温かく見守り育てていく学校づくりを推進していきます。
              校長 安藤 直

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学校行事
7/10 期末個人懇談会1
7/11 期末個人懇談会2
7/12 期末個人懇談会3
7/13 期末個人懇談会4

学校評価

運営に関する計画

校長経営戦略予算事業

全国学力・学習状況調査

学校だより

学校安全マップ

平成29年度 全国体力・運動能力、運動習慣等検査