午前中２時間の授業、その後展示見学、早めの昼食の後体育館で舞台発表を行いました。保護者の皆様にも多数ご参加いただきありがとうございました。

　午後からの舞台発表ではブラスバンド部の演奏に始まり、民族学級の発表、特に今年は楽器の演奏を行いました。それに続いて民族学級で学んだ鶴橋中学校周辺の歴史について調べたことを時にはクイズ形式で発表しました。続いて１年生代表生徒による「わたしの夢」と題した作文の発表と「ウィズ・ユー」の合唱、各学年生徒による英語科の朗読、暗唱等がありました。特に３年生徒による暗唱はさすが３年生と思わせるものがありました。さらに３年生による「修学旅行の思い出」の発表。２年生の劇「モアイは語る〜地球の未来」ではモアイの島イースター島のたどった歴史を振り返り、今の地球の環境問題に触れるものでした。
　そして最後は３年生による「ダンス」演技で大いに盛り上がりました。男子も女子も息のそろった演技で、ひとりひとりが踊っているうちにますます集中し、動きがスムースになり、音楽に乗っていく様子がよく見て取れました。本当によい演技だったと思います。よき思い出になったことでしょう

　展示では各教科による作品が教室・廊下に所狭しと展示されていました。保護者の皆様には日ごろのお子様の様子の一端に触れていただけたのではないかと思います。

　家庭科では３年生のカリキュラムとして保育体験が位置づけられています。
　本校では上記の２日間にわたり、１日目が１組、２日目が２組が鶴橋幼稚園を訪れました。
　かわいらしい園児たちがよってくる様子に思わず笑みがこぼれる生徒の姿にほほえましさを感じました。ほんのつかの間の体験でしたが、生徒たちにとっては貴重な体験ができたのではないかと思います。
　快くご協力いただいた鶴橋幼稚園の園長先生をはじめ、皆様本当にありがとうございました。

　６時間目に本校教諭が２年生を対象に道徳授業を行い、その後出席者による討議を行いました。

　授業内容はお父さん、お母さん方には懐かしい「ウルトラマン」のビデオを鑑賞し、その物語について考えるものでした。要約すると次のようなお話です。
　『元人間で宇宙飛行士だったが、事故により怪獣になってしまったジャミラが人類への復讐のため地球に戻り、国際平和会議に出席する要人を乗せた飛行機や船を次々と墜落させたり、遭難させたりする。
　ジャミラを攻撃するため科学捜索隊が出動するが、ある隊員が目の前にいるジャミラはかつて起こった宇宙船事故で生存していたにもかかわらず、救出されることなく見捨てられた宇宙飛行士であると気付く。その隊員はジャミラは事故の際何の手段も講じず、自分を見捨てた国の要人たちに仕返しをするために戻ってきたのだと同情し、ジャミラと戦うのをやめようとする。
　一方ジャミラは会議場を破壊しようと、途中の村を襲い、無差別に暴れる。　ついにウルトラマンが登場し格闘する。最初は一進一退の状況が続くが、ジャミラは弱点の水を浴びせられ、息絶えてしまう。』

　ウルトラマン、ジャミラ、科学捜索隊の立場や行動について生徒の意見を聞きながら授業が進められました。
　ひとつの答えを求めるのではなく、ひとりひとりが考え、また他の意見を聞くことによって意見が微妙に変わっていく様子はとても面白く、全体としてはとても興味深い授業でした。
　出席いただいた他校の先生方にもとても参考になったというご意見を多数いただきました。