6時間目に本校教諭が2年生を対象に道徳授業を行い、その後出席者による討議を行いました。
授業内容はお父さん、お母さん方には懐かしい「ウルトラマン」のビデオを鑑賞し、その物語について考えるものでした。要約すると次のようなお話です。
『元人間で宇宙飛行士だったが、事故により怪獣になってしまったジャミラが人類への復讐のため地球に戻り、国際平和会議に出席する要人を乗せた飛行機や船を次々と墜落させたり、遭難させたりする。
ジャミラを攻撃するため科学捜索隊が出動するが、ある隊員が目の前にいるジャミラはかつて起こった宇宙船事故で生存していたにもかかわらず、救出されることなく見捨てられた宇宙飛行士であると気付く。その隊員はジャミラは事故の際何の手段も講じず、自分を見捨てた国の要人たちに仕返しをするために戻ってきたのだと同情し、ジャミラと戦うのをやめようとする。
一方ジャミラは会議場を破壊しようと、途中の村を襲い、無差別に暴れる。 ついにウルトラマンが登場し格闘する。最初は一進一退の状況が続くが、ジャミラは弱点の水を浴びせられ、息絶えてしまう。』
ウルトラマン、ジャミラ、科学捜索隊の立場や行動について生徒の意見を聞きながら授業が進められました。
ひとつの答えを求めるのではなく、ひとりひとりが考え、また他の意見を聞くことによって意見が微妙に変わっていく様子はとても面白く、全体としてはとても興味深い授業でした。
出席いただいた他校の先生方にもとても参考になったというご意見を多数いただきました。