宿泊集中講座では大阪市立大学の学生の方々にボランティアとして支援していただいています。大阪市教育委員会が進めている「学校支援学生ボランティア事業」という制度を活用したものです。大阪市立大学に勉強合宿での学生の支援を応募したところ、２名の方に参加していただくことになりました。授業中の個別指導、ドリルの採点等、様々な場面でとてもきめ細かく、ていねいに対応していただいています。

宿泊集中講座（勉強合宿）の起床時刻は午前７時です。早く起きていても部屋の中で待機することになっています。ただし、午前７時の起床時刻を待たず、早朝よりすでに各部屋で自主勉強をしている生徒がいます。がんばって早起きして課題に取り組んでいました。眠い目をこすりながら目標達成のために努力している姿勢に深く感銘を受けました。「勉強合宿」を通して勉強だけでなく精神力も鍛えられているようです。

補食(夜食)のパンを食べたあと、食堂や各部屋での勉強は続いています。入浴も終わり、くつろぎたい雰囲気ですが、みんな課題をやり遂げるために、また明日のテストの準備のために頑張って勉強を続けています。部屋にはテレビもなく、もちろんケータイやスマホ、ゲームもない夜ですが、時間を大切に使いながら、仲間と語りあい、協力して活動している様子が伝わってきています。

宿泊集中講座では、40名以上収容できる会議室を二つ使用しています。A組、B組に分かれて実施していますが、どちらの学級も熱心に取り組んでいます。プログラムの中に「自習時間」もあり、生徒たちは各教科から出された課題に取り組んでいました。テストが実施される教科は合格点に達しないと「再チャレンジ」となります。先生方は空き時間も、写真右のように採点作業に専念しています。

午前の授業のあと、食堂で昼食をとりました。全員そろって「いただきます!」をしました。食事が始まるとご飯のお櫃がカラになり、お櫃ごとおかわりをするグループも…、みんなしっかり食べて、午後からの勉強に向かいます。