2学期終業式
本日25日、2学期の終業式をおこないました。
校歌斉唱の後、校長先生の話やいろいろな連絡事項がありました。 インフルエンザ等の欠席者多数のため、予定していた地区別児童会は中止となり、火災による避難訓練のみ実施しました。 校長先生のお話は以下の通りです。 先週、個人懇談会がおわりました。 担任の先生からおうちの人に、みなさんの学習の様子の説明がありました。どうでしたか。褒めてもらいましたか。叱られた人もいるかもしれません。そして、今日、いよいよ通知表をもらいますね。通知表には、みなさんの今学期の学習のがんばりが記されていると思います。 懇談会のお話を聞き、そして通知表を見て、来年来学期こそ、褒められるようにがんばろうと決心する人もいることでしょう。 さて、算数や国語は自分ががんばったことは点数でわかります。体育はがんばると鉄棒や跳び箱ができるようになるので目に見えるのです。でも、他にも学校で学ぶことで大切なことがあります。それは目に見えない部分です。やさしさとかたくましさとか、自分からがんばろうとする意欲とか、それらは心の学習の成果です。これは、テストの点数では測れない部分です。点数で表せるもの、目に見えるものより、点数で表せないもの、目に見えないもののほうがはるかに多く、大切なことが多いのです。 3学期、心の学習にも一生けん命に取り組んでください。 インフルエンザ流行の兆し
本日22日、朝から4年のあるクラスから欠席連絡が続々と入りました。最終的に欠席者13名。
昼からはお医者さんの診断結果が報告されました。なんとインフルエンザ9名。 急きょ、このクラスだけ午後の授業をカットしました。明日は天皇誕生日でお休みですので、明後日からの学級休業はしません。 他のクラスに広がっていなければいいのですが… 今学習園では冬枯れの時期になると学習園はさびしくなるものですが、本校の学習園では青々とした葉っぱが茂っています。5.6年生のダイコンです。一人一本の収穫を目指して栽培しているとのことです。気温が低いほどうまいダイコンが育つそうです。楽しみです。 学期末個人懇談会はじまるこんな寒い日ですが、本日から3日間の予定で学期末個人懇談会が始まりました。 なるべく廊下で待ってもらうことのないように気を付けておりますが、念のために厚着してご来校いただければと思います。 今週の校長講話
先週、ノーベル賞の授賞式がありました。今年は3人の日本人が青色ダイオードの発明で物理学賞を受賞しました。それも喜ばしいことですが、今日、校長先生がお話しするのは平和賞を受賞したマララ=ユスフザイさんのことです。
マララさんはパキスタン生まれの17歳の少女です。日本だと高校2年生です。ノーベル賞史上最年少、つまり今までで一番若い受賞者です。 マララさんは、小さい時からずっと子どもの教育、特に女の子の教育の必要性を訴えてきました。 世界にはいろいろな宗教があって、人々はその宗教の教えに従って生きています。宗教にはそれぞれ特有の教えやルール・きまりがあります。それを信じ守ることを信心する、あるいは戒律を守るともいいます。 宗教によっては、教えや戒律を極端に理解して、人々の生活を制限しようとするものもあります。その一つに、女の子が学校へ行って勉強することは罪だ、必要ないと考え、女の子の学校を破壊したり、暴力に訴えてやめさせようとする勢力があります。 マララさんはそんな考え方に反対し、子どもの教育の大切さを世界中に発信つづけていたのです。 すると、この過激な考えをもつ勢力から命を狙われるようになりました。そしてとうとう2年前、登校の途中の彼女は銃で襲われ、頭に2発の銃弾を受け瀕死の重傷を負いましたが、彼女は奇跡的に回復しました。 その後、その暴力に屈するのではなく、逆にさらに強く、世界中に教育について訴え続けたのです。今回はそんな姿がノーベル平和賞受賞にふさわしいとなったわけです。文字通り、命をかけての活動ということです。彼女は将来、首相になって子どもの教育を大切にした国づくりをしたいと語っています。 |