府学生科学賞「大阪市長賞」に〜3年生伊藤陽香さん〜

 第58回大阪府学生科学賞として、3年生の伊藤陽香さんの夏休みの理科研究が今年度の大阪市長賞に選ばれました。
 伊藤さんの研究作品名は「ペルチェ素子による温度差発電(その3)〜温度差発電は地球を救う?〜」。実は、1年生のときからこの研究を続けてきて、二つの面の温度差で発電する半導体・ペルチェ素子研究の第3弾。複数の素子と太陽電池だけで発電装置を稼働させ、パソコン周辺機器の動作や携帯電話の充電に成功し、実用的な利用に近づけた、結果を導きました。
 今後の展望として、「温度差熱源(温泉、工場廃熱、雪、地下鉄など)と、複数枚のペルチェ素子の(または太陽電池との)組み合わせにより循環ポンプまたはファンを外部電力なしに動かして、ペルチェ素子でエコ&クリーン発電が可能になる。電力の安定化、蓄電による利便性の向上などさらに研究を続けたい。」と意欲的に考えています。
 ぜひ、今後の研究の成果を期待したいものです。
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