H26.12.25.二学期終業式
今週の月曜日、22日が「冬至」でした。今年は冬至と新月が重なる19年に一度の「朔旦(さくたん)冬至」。一年で最も日照時間が短い冬至は、太陽の高度が上がっていく転機となる日。新月は、最も欠けた月がこれから満ちていく節目でもあります。太陽と月がともに“復活”するめでたい日とされ、古来の宮中では祭事が行われていたといいます。
さて、2学期の始業式でお話したことを覚えていますか。いろんな行事にもしっかり取り組むとともに、3年生は将来を見すえて準備をしてほしい。1・2年生は、学習や部活動などで自分自身の力をたくわえ充実させる時期、自分を見つめ、「基礎基本」をしっかり身につけ、何事にも最後まであきらめずにチャレンジしてほしいと言いました。
さあ、2学期どうでしたか。頑張れたでしょうか。先生は、水泳大会や文化発表会、2年生は職場体験などと、いろんな行事で頑張った皆さんの姿を思い出すことができます。北中全体としてはいい2学期だったのではないかと思います。個人的には懇談でもお話があったでしょうが、一人ひとり、できたこと、できなかったこと、課題を確認してほしいと思います。心の持ち方が大切です。服装や持ち物などについての学校のルールを守ること、提出物をきちんと出すことなどを日頃から心がけ、ていねいに続けて努力している人は少しずつ伸びてきています。
また、学校は2学期の終わりですが、世間では12月は一年の終わりですね。どう感じますか。この1年、早く感じる人とそう感じない人がいるでしょうね。毎日新しいことをしたり、目新しいものに出会ったりすると一日が長く感じられるそうです。皆さんにはそんな日が多いと思いますが、成長するにつれ新しい経験が少なくなり毎日同じことの繰り返しが多くなると、一日はさっと過ぎていくように感じられるようになります。そうするともう一年たったのか、となります。同じ「早く感じられる一年」でも中身が全く違うこともあります。ひとつは「とくに変わったこともなく、何もしないまま一年が過ぎてしまったなあ」という感じ方。もう一つは「たくさんの新しいことをして夢中になっていたので、あっという間に時間が過ぎてしまった」という感じ方。やはり何かに夢中になって過ごした一年と思えればいいですね。
昨年から終業式が25日、3学期の始業式が7日になり、冬休みが2日間短くなりましたが、年末年始の休みは、日頃とは違った家族とのつながりを持ちやすい時です。家の人と一緒に大掃除をしたり、年越しのごちそう作りを手伝ったり、初詣に行ったり、ご家族との時間を、大事に過ごしてほしいと思います。3年生は受験勉強で忙しいと思いますが、息抜きのつもりでお手伝いもするとよいと思います。良い年取りをして、休み明けには全員の元気な顔をみられることを期待しています。