第5回校内研究授業が行われました ―3年生・国語―
本校では、本年度「アクティブラーニング(能動的な学習)」の視点を取り入れた授業改善に取り組んでいます。校内研究授業でも、能動的で協同的な学習の場面を取り入れ、生徒の考える力や表現する力を高めていきたいと考えています。
本日(3日)の6時間目、3年A組で第5回目の校内研究授業(塚脇教諭)が行われました。教科は国語です。今日の授業は、小説「蝉の声」(浅田次郎)を教材に、他者との交流を通して読みを深めることを目的とした内容です。 最初は仲間の「初読の感想」を読みあう学習活動です。クラスメイトが記述した感想文の「共感したところ」と「注目したいところ」に着目してじっくりと精読し、お互いの読みの視点に学び合いました。 次に小説全体の構造を俯瞰する学習活動です。「山場の最高潮(クライマックス)」がどこにあるかを読み取り、作品の主題について考えます。4人の班ごとに相談しながら、ホワイトボードに「クライマックス」の文章を書き記していきます。次に、班ごとに、「なぜ、その場面がクライマックスだと考えたのか?」ということについて根拠を示しながら発表し、自分たちの班との共通点や相違点を探り、さらに班で話し合いを続けました。 授業の進行とともに、一人ひとりの読みが広がり、深まっていくのを感じました。協同することを通して、深い読みが実現し、さまざまな観点や立場から小説の世界を味わうことができてきたようです。一人ひとりの読みの深さが共鳴し合う、心地良い授業でした。 商店街の店先に設置されました♪ ーPOPボードプロジェクト(2年生 美術・デザイン分野)ープールで水泳の授業が始まっています!−2年生・保健体育−梅雨の中休み…。まっ青に晴れ渡った空のもと、みんな元気よく泳いでいました! みんなの”特技”に感動しました♪ー1年生「特技披露大会」ーどれもみんな素晴らしいものばかり!笑いあり、感動ありの1時間はあっという間にすぎていきました。”特技”を披露してくれた生徒だけがよかったのではありません。一生懸命に特技を披露している仲間に、手拍子をしたり、声援を送ったりと、鑑賞している生徒の態度もすばらしかったです。また、この会を企画し、進行してくれたのは学級代表の4人の人たちです。おかげで楽しい大会となりました。よくがんばりました。ありがとう!第2回の大会が行われることを楽しみにしています♪ 「手紙」〜拝啓十五の君へ〜 ―3年生 道徳の時間―アンジェラ・アキさんの「手紙」という曲は「平成20年度NHK全国学校音楽コンクール中学生の部」の課題曲として作詞・作曲されたものです。アンジェラさんはご自身が十代の頃に書いた大人になった自分への手紙をもとにこの曲を作詞されたそうです。この曲の中には「十五歳の自分」と「大人になった自分」が出てきます。まず全員でアンジェラさんの「手紙」を歌詞に目を通しながらじっくりと聴きました。読み物教材を使用するときは、心がゆれる表現があれば、線を引くようにと指示をしています。静かに曲を聴きながら、それぞれが歌詞に線を引いていました。その後、いくつかの設問に対してそれぞれの考えを発表し合いました。(写真:中央) 「歌詞の意味をもとに、作詞者からのメッセージについて考えよう」との設問には、「一瞬一瞬を大切にしよう」「周りにばかり振りまわされず、自分の道を進んでほしい」「自分を信じて今の人生を良いものしていったなら、その先の未来も良いものになる」など、様々な意見が出ました。 最後に、高校卒業式直前の未来の自分に充てて、手紙を書きました。約3年後に返却をする予定です。 15歳の自分や将来の自分と向き合うことができた50分となりました。 |